どーもです。

連日紹介してきたテーラーメイドのニューモデル「グローレG」シリーズですが、いよいよ今日紹介するアイアンで最後になります。もちろん、このアイアンもこれまで紹介してきたウッド系同様究極のスライサー向けクラブであることが想像に難くないですが、問題は本当にそうなのかですよね。その辺を確認しつつ、「グローレG」シリーズの総括をできればと思います。では、いってみましょう。

まずは見た目から。TM GLOIRE G IR MAIN

構造的には360度アンダーカットキャビティ構造になっているようです。これは、見た目ではわかりません!! バックフェースとフェースの間に高性能熱可塑性エラストマーを配合した「ダンプニングダンパーバー」(黒い部分です!)を配置し、無駄な振動を抑えつつ打感向上にも寄与しているようです。TM GLOIRE G IR BACK

フェースはシャローフェース。トゥ・ヒールに長めなボクシーな形状で、いかにも払い打ちに合いそうな顔つきですね。フェースには、バーチカルラインの外側にフェーススロットも採用されていました。TM GLOIRE G IR FACE

ソールはワイドソール。トゥ側に向かって厚みが増す特殊な形状になっていました。また、ソールには貫通型スピードポケット採用です。TM GLOIRE G IR SOLE

ネックはセミグースですね。ソールの厚さに加え、バックフェースの厚みもすごいですな!TM GLOIRE G IR SIDE

構えてみるとこんな感じ。セミグースネックの影響か、ボールを包み込むような感じで、これはいかにもつかまりそうな顔つきです。TM GLOIRE G IR TOP

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「GL5000」Rフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角26.5度、ライ角62度、長さ37.5インチ、総重量351g、バランスD0。シャフトスペックは、重量48g、トルク3.3、先調子。TM GLOIRE G IR SHAFT

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールは2ピースボール使用。

重量的にはいうまでもなく軽めで、グリップも細めですね。ワッグルしてみても、「柔らかっ!!」って感じるほどシャフトがムチのようにしなる感じで、「これはもう普通に打ったらフックだなぁ…」ってな印象でした。まぁ、そういうクラブだとわかっていながらも、ここまでやりきっていると「こりゃ~すげぇ~な!!」ってなりますね。実際に打ってみると、ボクのイメージはハイドロー!! ホント、このクラブはいい働きをしますわ~! クラブがガッツリ球を上げてくれるし、ガッツリ球をつかまえてくれますね。ちなみに、見た目でわからないのでスルーしていましたが、実はフェース裏の厚さもネック側がたわみやすいような肉厚構造になっているようです。実際に打っても、ボクにはそのたわみを感じることはできませんが、出球がしっかりつかまっているということで、その効果は確認できると思います。なおこのアイアンも、ボク的にはアウトサイドイン意識してスイングの結果です。GST-3Bの3球平均データはHS30.5m/s、初速42.4m/s、飛距離127y、ミート率1.39で、ベストは写真の通りでした。TM GLOIRE G IR DATE

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、TM GLOIRE G IR ST3D

その各球のデータがこちら。TM GLOIRE G IR ST

【3球平均】
HS34.5m/s、初速41.1m/s、打ち出し角18.8度、バックスピン量3420.6rpm、サイドスピン-760.4rpm。飛距離128.2y
【ベスト】
HS35.0m/s、初速41.7m/s、打ち出し角18.1度、バックスピン量3471.2rpm、サイドスピン-601rpm、飛距離131.2y

打感はソリッド系ですね。やや弾き感が強めにも感じましたが、ダンプニングダンパーの影響か打ち抜き感というかフェースの乗り感も感じました。

弾道はこんな感じ。

そのスカイトラックデータはこんな感じでした。TM GLOIRE G IR MST3D

弾道的には、高弾道でしょう!! その見た目通り、しっかりとにかくクラブが球を上げてくれますね。しかも、スピン量少なめないわゆる棒球系なので、より距離を稼げそうな印象でした。

というわけで、このアイアンもアウトサイドインを意識しつついつもよりは気持ち抑えめで打ってみました。

なんか、いい感じじゃん!!!!

スカイトラックデータはこんな感じでした。TM GLOIRE G IR MST3D FAST

出球傾向的には、ボクがアウトサイドインを意識して打ってもハイドロー系です。徹底的に割り切ったアンチスライスモデルですね。

シャフトを含めた振り感ですが、ボクは全体的がムチのようにしなる全体しなり系のような印象でした。

今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS35~38m/sあたりにオススメ。やはりこのアイアンも、誰がなんといおうとゆったりボディターンの払い打ちタイプ向けで、持ち球的にもスライサー向けですね。まぁ、当然といえば当然の結果ですが…。ムチのように走るシャフトの感覚が、振れる人にとってはコワイといえばコワイのですが、そもそもこのシャフトでつかまりすぎがコワイ人向けにではないかもしれませんからね。でも、スチールシャフトも用意されているので、こちらならHS40m/sくらいでもいけるんじゃないかなって、勝手に想像しています。

今回「グローレG」シリーズを紹介してきましたが、メーカーのいう通り「グローレF」の後継機ではなく、あくまでも追加モデルだということは確認できました。少なくともオリジナルカーボンシャフト装着モデルについては、RフレックスでHS35~38m/sあたり、新製品発表試打ラウンドで打ったSフレックスでHS38~40m/sあたりがコアなんじゃないかなと思います。性格的にはオートマチック系で、クラブがガッツリ球を上げてくれるし、つかまえてくれますね。ガッツリ割り切ったアンチスライスモデルで、この割り切りが最大の特徴なんじゃないかなって感じました。

<テーラーメイド「グローレG」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:6▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ&フェース=ステンレススチール(450+)
■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「GL-5000」(S=55g/3.1、R=50g/3.3/先調子)。スチールシャフト「NSPRO830GH」(S=87g/2.2、R=85g/2.3/中調子)
■価格:カーボンシャフト装着モデル5本(#6~PW)セット12万円+税、単品(#5、AW、SW)各1本2万4000円+税。スチールシャフト装着モデル5本セット11万円+税、単品各1本2万2000円+税。
■発売予定:2015年11月