どーもです。

2016年マスターズのグリーンジャケットに袖を通したのは、イングランドの伏兵ダニー・ウィレットでした。最終日大逆転での優勝でしたが、ウィレットはキャロウェイスタッフプレーヤーです。彼が使っていたドライバー&FWがまさに今週紹介する「XR16」シリーズです。「XR16」シリーズには「XR16」と「XR16 PRO」シリーズがラインアップされ、それぞれドライバーとFWが用意されています。今回はその4本に加え、「XR OS」UTの5本を紹介予定です。まずは、「XR16」ドライバーからいってみましょう。

ちなみに、ダニー・ウィレットのセッティングは以下の通りでした。
ドライバー:XR16(9度)+三菱レイヨン「ディアマナW」60X
FW:XR16(3W、5W)
UT:APEX UTアイアン(21度、24度)
アイアン:APEX PRO(#5~#9)
ウエッジ:MACK DADDY2ウエッジ11S(47度)、MACK DADDY2 TOUR GRINDウエッジ11T(54度)、MACK DADDY2 TOUR GRINDウエッジ9T(58度)
ボール:キャロウェイ プロトタイプボール
パター:オデッセー ヴァーサ#1Wパター(ホワイト)

意外だったのはドライバーもFWも「XR16」シリーズを使用していたことですね。

そんなわけで、まずは見た目からいってみましょう。

空力にこだわるキャロウェイは、航空機メーカーのボーイング社と業務提携までしたようです。結果この「XR16」が誕生した訳ですが、いかにも空力ヘッドってな感じ。ヘッド後部に向かって配置された4本のミゾが流麗なフォルムを演出していました。CALLAWAY XR16 DR SOLE

フェースはややシャロー気味にも見えますが、トゥ側にややボリュームがある感じでした。クラウン際(きわ)のデザインも、いかにも空力ヘッドに感じますね。CALLAWAY XR16 DR FACE

ボディはシャロー気味ですね。丸みを帯びた形状が、やはり空力を意識した形状なんでしょうね。CALLAWAY XR16 DR SIDE

後ろ姿ですが、こんもりクラウンが特徴的!CALLAWAY XR16 DR BACK

構えてみるとこんな感じ。クラウンのフェース側に配置された凹凸が「NEWスピード・ステップ・クラウン」のようです。CALLAWAY XR16 DR TOP

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「XR」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角59度、長さ45.5インチ、総重量302g、バランスD1。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量53g、トルク5.3、先中調子。試打ポジションは「N」「S」でした。CALLAWAY XR16 DR SHAFT

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールは2ピースボール使用でした。

まず持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップの太さはちょうどいい感じだったかな。ワッグルしてみると、Sのわりにはやや柔らかめなイメージで、素振りしてみてもその印象は変わりませんでした。実際に打ってみると、ロフト角以上に球の上がりやすさを感じましたね。球の上がりやすは、もう文句無し!! この超高弾道ぶりはぜひ1度体験してほしいですね。空力ヘッドの効果は全く感じませんでしたが、それでもこのヘッドスピード(HS)でこの距離が出るなら文句なしですわ~! ミスヒットにもメチャクチャ強く、特にフェース下部に当たってもガッツリ球を上げてくれるのはいいですね。ただオリジナルシャフトが、やや当たり負けしているような感じもしましたが、それでもこれだけ距離がでているならボクの勘違いかもしれませんが・・・。それにしても、この重量でもHS43m/s程度しかでていません。以前はもっと重めのモデルでも45m/sあたりで振れていたのに・・・

スカイトラックの弾道データがこんな感じで、CALLAWAY XR16 DR ST3D

その各球データがこちら。CALLAWAY XR16 DR ST

【3球平均】
HS43.1m/s、初速60.3m/s、打ち出し角16.5度、バックスピン量2763.9rpm、サイドスピン-245.4rpm、飛距離238.0y
【ベスト】
HS43.8m/s、初速60.2m/s、打ち出し角17.3度、バックスピン量2586.8rpm、サイドスピン-409.9rpm、飛距離239.6y

打感は柔らかめに感じましたが、もしかしたらシャフトの当たり負け感だったかも・・・。音は落ち着いた中音系でした。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。CALLAWAY XR16 DR MST3D

弾道的には、前述通り文句なしの超高弾道!! メッチャ上がりますわ~。以前から何度も書いていますが、ボクにとって扱いやすいクラブの必要最低限条件はこの球の上がりやすさですからね!! スピン量ですが、ロースピンが流行のなか、ロフト角からみれば適正でしょうね!

出球傾向ですが、ボクのスイングでほぼストレート。シャフトとのマッチングか、ボクのスイングでもたまにフェード回転になりましたが、まぁ、この程度ならほぼストレートといえる範疇でしょう。

シャフトと振り感ですが、ボクにとってこの「XR」シャフトはSフレックスでもやや柔らかめな感じでしたね。先中調子とありましたが、ボクの感覚では先端部はしっかり感があって典型的な中調子の動きに感じました。原稿を書くにあたって確認したら、先中調子ということで、「そ、そ~だったんだ(汗)」ってな感じ。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/sあたりにオススメです。なんといっても魅力的なのは、超高弾道ですね。球を上げようなんて意識は、一切不要! 冷静に考えてみれば、これはシャフトとのマッチングもあるかもしれませんね。オートマチック系な1本ですが、この扱いやすいドライバーがあのマスターズを制したわけですからね!! まぁ、ウィレットはシャフトが違いますが、個人的にはドライバーの性格はヘッドの性格が8割、シャフトが2割だと思っていますので、まぁ、このドライバーの扱いやすさがグリーンジャケットへの原動力になったことに間違いはないでしょうね。HS43m/s以上で振れる人はカスタムシャフトがいいかもしれませんね。

<キャロウェイ「XR16」ドライバー>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ソール=8-1-1-1チタン、フェース=α-βチタン
■シャフト(重量/トルク/調子):「XR」(S=53g/5.3、SR=52g/5.6、R=48g/5.9/先中調子)。「ツアーAD GP-6」(S=66g/3.1/中調子)、「ツアーAD GP-5」(S=57g/4.3/中調子)。「SPEEDER EvolutionⅡ569」(S=59.5g/4.2/中調子)
■価格:「XR」装着モデル1本6万2000円+税、「ツアーAD GP-5」「ツアーAD GP-6」「SPEEDER EvolutionⅡ569」装着モデル1本7万9000円+税。
■備考:左用、受注生産であり