どーもです。

今日紹介するのはコブラ・プーマ・ゴルフのニューモデル「KING UT」アイアンです。こちらは、コブラ史上初のロフト調整型アイアンになるようです。アイアン型UTなのか、UTアイアンなのか、同社のリリースによれば「2~3番ロフトのUTアイアン」ということのようです。そもそもアイアン型UTでもなかなかハードなモデルですが、UTアイアンとはいえ、正直余程特殊な状況で無ければ選択することもなさそうな気もします。でも、やっぱり新作は打ちたくなるのがゴルファーの性!! しっかり試打してきましたので、レポしたいと思います。

まずは見た目から。

見た目は「KING」アイアンと同じような雰囲気ですが、どうやら構造的には中空構造になっているようですね。バックフェース下部のふくらみの部分には67gにもおよぶタングステンウエートが装着されているようです。CPG KING UT BACK

フェースはやや面長なイメージですね。典型的な「アイアン型UT」の顔つきだと思います。CPG KING UT FACE

ソールはセミワイド。ネックにロフト調整用の穴が空いていますが、なかなか特徴な見た目かもしれません。CPG KING UT SOLE

ネックはセミグースで、ボディはかなりファット。バンスも結構設定されているような感じに見えます。CPG KING UT SIDE

構えてみるとこんな感じ。トップブレードはかなり厚めなので、つかまりは良さそうなイメージを受けますね。さすがに見た目でもロフトが立っているのがわかるので、なんか、背筋がピッと伸びそうなモデルですな!!CPG KING UT TOP

ロフトは18、18.5、18.5D、19.5、19.5D、20.5、20.5D、21の8通り。Dはドローポジションです。CPG KING UT TIP

今回試打したのは、グラファイトデザイン社製カーボンシャフト「ツアーAD HY85」Sフレックス装着モデルで、試打ポジションは21度。スペックは、ロフト角21度、ライ角61.75度、長さ39.75インチ、総重量3745g、バランスD2。シャフトスペックは、重量87g、トルク2.4、中調子。CPG KING UT SHAFT

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールは2ピースボール使用です。

まず持ってみた感覚ですが、総重量的には気持ち軽めでした。でもグリップは、ボクにはいい感じの太さでしたね。シャフトをしならせてみると、Sにしては気持ち柔らかめにも感じましたが、典型的な中調子のしなり方だったように思います。素振りしてみると、やはりニュートラルにしなるイメージですが、しなり戻りが速いような感じもありました。実際に打ってみると、さすがにUTアイアンはシビアというか、弾道的にはやや低めの中弾道でかなりの強弾道イメージでした。パチンと弾くような打音ですが、キッチリ芯を食った時は打感もかなりマイルド系。若干芯を外すと打感が変わるので「あっ!?」と思いますが、それでも飛距離的にはクラブがカバーしてくれるイメージもありましたね。芯を食ったときに比較して、マイナス5y程度の違いであえれば、十分ミスヒットには寛容性が高いモデルだと思います。とはいえ、やはり安定的に縦の距離感を合わせるには、それなりにスイングの安定性というか、打点の安定性は求められそうな雰囲気もありました。まぁ、この辺はさすがにニッチなクラブかな…なんて思っちゃいました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、CPG KING UT ST3D

その各球データはこちら。CPG KING UT ST

【3球平均】
HS40.1m/s、初速55.4m/s、打ち出し角10 .1度、バックスピン量3873.9rpm、サイドスピン-652.7rpm、飛距離191.4y
【ベスト】
HS40.3m/s、初速56.1m/s、打ち出し角10.4度、バックスピン量4006.9rpm、サイドスピン-752.8rpm、飛距離192.4y

打感はキッチリ芯を食えばマイルド系。いわゆる分厚いインパクトでしたが、芯を外すと硬さがあって、これは誰でもわかると思います。音はやや高音系ですが、サスティンが短めで小気味の良い感じの音でした。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。CPG KING UT MST3D

弾道的には、気持ち低めの中弾道かな。クラブが球を上げてくれそうな気配は感じませんでしたね。アマチュアのボクには全く関係ないですが、風が強い全英オープンのティショットとか(笑)、国内であれば思いつくのは、茨城県の名門・大洗GCの風対策用かな。あそこは風が吹くと、林より上には上げられないですからね!! まぁ、そんな感じで、弾道の高さを抑えたい時に有効なクラブかな…

出球傾向ですが、ボクのスイングでドロー系。球は上げてくれないけど、つかまえてはくれそうですね。

シャフト挙動ですが、ボクの感覚では典型的な中調子の動きだったように感じました。前述通り、しなり戻りは速いイメージでした。でも、球が上がらないのは、なぜなんでしょうね!? ボクのスイングのせいかな。

今回ボクは試打した限りでは、このスペックでHS42~43m/sあたりにオススメ。アイアン型UTはかなり特殊な状況か、弾道の高さを抑えたい、長距離でも球筋を操りたいという上級者向けのカテゴリーだと思いますが、このUTアイアンもまさにそんな感じでした。今回打てていませんが、カーボンシャフトモデルよりも、もしかしたらスチールシャフトがNSPRO950GHなので、こっちの方が球は上がるかもしれませんね。まぁ、これはあくまでもボクの勘ですけど…(汗) コブラ史上初のロフト調整付きアイアンとのことですが、まぁ、余程特殊な状況でなければボクらアマチュアが手にする必要はなさそうなモデルだと思います。でも、200y以上でも球の高さや弾道もコントロールしたいという方やその技術があるゴルファーには強い味方になってくれそうな気配は、ボクレベルでも体感できました。

<コブラ・プーマ・ゴルフ「KING UT」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:7▽操作性:9▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9
■ヘッド:ボディ=17-4ステンレス、フェース=455ハイストレングススチール
■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「フジクラ社製ツアーAD HY85」(X、S、R=87g/2.4/中調子)。スチールシャフト「NSPRO950GH」(S=98g/1.8、R=94.5g/2.0/中調子)。
■価格:カーボンシャフト装着モデル3万2000円+税、スチールシャフト装着モデル2万6000円+税。