どーもです。

話題のアイアン「PXG0311」シリーズを試打出来ました。今回は販売店でもある大蔵ゴルフスタジオさんの協力で実現した試打でしたので、いつものメトログリーンではありません。大蔵ゴルフスタジオさんの試打ブースおよびオークラランドゴルフ練習場での試打になっております。それにしてもこのアイアン、もう究極の1本ですな!! 何が究極って、もう何から何までですわ~!! では、早速いってみましょう!!

今回訪れた東京・オークラゴルフ練習場は、ボクが敬愛する「ひぐっつぁん」ことラウドネスの元ドラマー、故樋口宗孝氏と何度か訪れた練習場です。当時はPINGのフィッティングスタジオだったと思いますが、今はそこが「大蔵ゴルフスタジオ」になっていました。

PXGはアメリカの億万長者ボブ・パーソンズ氏が「世界最高のゴルフクラブを作りたい」という熱意で立ち上げたメーカー。ボブ氏が開発陣に出した指令は「マッスルバック形状で今までに無い打ちやすいモデルの開発」だったようです。しかし、普通のメーカーと違うのは「開発にあたってコスト、時間は問わない」という、ビジネスベースの常識では考えられないものでした。その結果、すんごいクラブが登場しちゃいましたので、まずは見た目からいってみましょう。

構造的には、中空アイアンでした。中空部分にはエラストマーが配置されているようです。中空にすることで余剰重量を稼ぎ出し、それを再配分することで打ちやすさを実現しているようですが、この11個のウエートはそういう意味のようです。PXG0311 BACK

フェースはやや小振りといったか感じですかね。ネック側が低めの設定なので、ややトゥが立っているような印象も受けました。PXG0311 FACE

ソールは、ネック側は狭めですが、トゥ側はやや広めになっています。それでもセミワイドかな!? ダウンブローに打ち込んでの抜けが良さそうなイメージですね。PXG0311 SOLE

結構ファットな感じのボディですね。この見た目のわりには、低深重心を意識したようなボディに感じました。ネックは気持ちグースが入っているような感じで、結構バンスもついているように見えました。PXG0311 SIDE

構えてみるとこんな感じ。ネックは気持ちグースが入っているようも見えましたが、構えているとほぼストレートな感じでしたね。ややトゥが立っているようにも見えました。PXG0311 TOP

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」Sフレックス装着の#7。スペックは、ロフト角31度、ライ角62.5度、長さ37インチ、総重量422g、バランスD2.8。PXG0311 SHAFT

試打会場は冒頭書いたとおり、大蔵ゴルフスタジオの試打ブースおよびオークラゴルフ練習場です。ボールは試打ブースがタイトリスト「PRO V1」で、レンジはわかりません。

実際にはフィティングを受けた上での販売となりますが、ボクは組み上がったものを打たせてもらいました。まず持ってみた感覚ですが、重量的にやや軽めだったかな・・・。でも、グリップはいい感じの太さでしたね。素振りしてみるとなんか振り抜きが良さそうなイメージでした。

実際に打ってみた第一印象は、

「ハイ!? なんじゃこりゃ~!!」

でした。

あっ、良い意味でねっ!! 

見た目あんなんじゃないですか!! 実際に打つ前には「こんなシビアそうな見た目で、ホントにボクでも打てるのかな」というのが正直な感想でした。でも、実際にはメッチャ打ちやすいんです! 見た目は背筋がピッと伸びそうな感じですが、まさに羊ちゃんですわ~。究極の「狼の皮を被った羊」アイアンでしたね。打感も今まで感じたことのない感じですが、一言で言えばマイルド。でも、なんだろう、打ち抜き感というか、弾き感というか、なんか不思議な感じでした。

「プロは何でも打てるじゃん!!」なんて思っていたけど、「プロがこんなに簡単なアイアン使っているの!?」とマジで驚くレベルだと思います。トラックマンデータでも、打ち出し方向に真っ直ぐ飛んでいくイメージで、まぁ、曲がりはかなり少なめだと思います。とにかく、不思議と打ちやすいアイアンでしたわ~!!

今回スカイトラックは使えませんでしたが、より正確なトラックマンデータです。何球か打った中のベストデータですが、こんな感じでした。PXG0311 DATE

<トラックマンデータ>
HS35.2m/s、初速47.9m/s、打ち出し角14.7度、バックスピン量3920rpm、飛距離169.9y

打感は今まで経験したことの無い、なんか複雑な感じ。マイルドのような、弾き感のあるような、とにかく唯一無二な感じでした。

弾道的には、こんな顔して高弾道ですわ。これも特筆点ですが、とにかくバックスピン量が少なめ!! ロフト角31度で4000rpmを切ってくるとはねぇ~!! なんでこんなにスピン量少ないんでしょうね・・・。不思議ですわ~!!

出球傾向ですが、ボクのスイングでもほぼストレート。スピン量が総じて少なめなので、曲がりが少ないモデルだと思います。打ち出し方向はボクのスイングの影響でややプッシュアウト傾向が強かったですが、打ち出した方向に真っ直ぐ飛んで行ってくれます。フッカーのボクですが、とにかく何球打ってもほぼストレート! これは奇跡的なアイアンかも・・・!!!!

ちなみに、#4も打ってみました。ロフト角は21.5度。#4はボクもセッティングしていますが、最近ほぼ使わなくなっている番手だったりします。でも、このPXG0311の#4は嘘みたいに打ちやすかったです。トラックマンデータをアップしておきますが、以下の通りでした。PXG0311 DATE#4

<トラックマンデータ>
HS35.0m/s、初速51.9m/s、打ち出し角11.7度、バックスピン量3160rpm、飛距離192.7y

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/sあたりにオススメ。とにかく、見た目のわりにはオートマック系アイアンです。曲がりが少ないので、打ち出した方向に真っ直ぐ飛んで行ってくれるモデルに感じました。11個のウエートがかなり特徴的で、見た目にも男の子供心をくすぐるようなイメージですね。ゴルフクラブはこのクラブに限らず実際に打ってみなければわかりませんが、このクラブはホントに打ってみて欲しいモデルですね。

値段的に1本7万円弱(だったかな?)とかなり高めな設定ですが、あのパフォーマンスと購入後のアフターフォローも含めて考えれば個人的には「アリ」だと思います。これはホントに1度打ってみる価値ありとういか、打ってみなきゃわからないクラブですね。個人的には今年、というかこれまで打ったクラブで、デザインも含め最も印象的で究極のクラブですわ!!

<PXG「PXG0311」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9
■ヘッド:ボディ=マイルドスチール(S25CM)+TPE、フェース=HT1770