どーもです。

おもしろいシャフトに出会いました。コンポジットテクノ「ファイアーエクスプレス スピリッツ SO.Sw」(以下SO.Sw)シリーズです。どうしてもバンカーが苦手という人向けの「バンカー脱出専用シャフト」とのことでしたが、これが実際に打ってみると、今回僕が打った限りではバンカー脱出率100%という信じられない結果でした! バンカーが苦手という人にとっては、これ以上はないシャフトかもしれませんぜぇ!! そんなわけで、早速いってみましょう。

バンカーショットは、「フェースを開く」「バンスを使う」「ボール手前から打ち込む」「エクスプロージョンショット」とかなんか特別なショットと考える人が多い上に、普通のショットに比較すると練習量も少ないんじゃないかと思います。かくいうボク自身もバンカーは嫌いじゃないけど苦手。そういいながら練習をしていないのも事実。

そんな方に朗報なのが、この「SO.Sw」。な、なんといつも通りのショットを打つだけで自然にエクスプロージョンショットができるという優れものシャフトなんです。

今回試打用にヘッド装着モデルを借りましたが、この「SO.Sw」シリーズは75g、100g、155gと3タイプの重量帯が用意されています。FE SOSw SEREIS

ヘッドはガゼックスカンパニー「GN-01JプロトタイプNB」。スペックはロフト角56度、ライ角63度で、見た目はこんな感じです。FE SO.Sw MAIN

プレーンバックでオーソドックスな形状。FE SO.Sw BACK

フェースはややセミラージかな。トップラインの形状がなだらかでネック側の丸みがちょっと特徴的かもしれません。FE SO.Sw FACE

ソールはセミワイドですね。ネック側後部が微妙に削られていました。FE SO.Sw SOLE

ネックは完全なグースタイプですね。FE SO.Sw SIDE

構えてみるとこんな感じ。グースネックのほうがバンスから入れられそうなイメージもあっていいかもしれませんね。FE SO.Sw TOP

何はともあれ、レンジで試打してみました。試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールは2ピースボール使用です。

最軽量モデル「SO.Sw75」装着モデルのスペックですが、長さ35インチ、総重量421.9g、バランスD0.5。シャフトスペックは、重量76g、トルク18.0、中調子。FE SOSw75

まず持ってみた感じですが、総重量的には軽め。しかも、シャフト的にはクニャクニャ。でも、このクニャクニャがバンカー脱出のカギ!! 一般的に重量に対して柔らかいシャフトはダフリやすい傾向があると思いますが、もちろん「バンカーショットの真髄はダフリにあり」ですよね。シャフトを両手で持ってしならせてみると、信じられないくらいに柔らかく、1番しなりそうなのは中間でした。素振りしてみてもかなりしなりを感じやすいモデルでしたね。

実際に打ってみると、これは想定通りですが、意識してもしっかりダフリます!! レンジならレンジマットで滑ってくれるので、ガッツリ高弾道の球が出ますね。打っていてちょっと思いましたが、これラフからのアプローチにも良さそうですね。FWでも日本の強い芝でボールが浮いている状態ならいいかもしれません。日本国内であれば北海道などで多く見られますが、ベント芝などでボールが沈んでいなければ、アプローチでも使えそうに感じました。

スカイトラック弾道データはこちらでFE SOSw75 ST3D

その各球データはこんな感じ。FE SOSw75 ST

【3球平均】
HS28.0m/s、初速34.4m/s、打ち出し角32.8度、バックスピン量8828.9rpm、サイドスピン-830.3rpm、飛距離93.9y

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちらです。FE SOSw75 MST3D

続いては「SO.Sw100」装着モデルで、長さ35インチ、総重量443.0g、バランスD2。シャフトスペックは、重量100g、トルク16.0、中調子。FE SOSw75 100

こちらの持ってみた感じは結構重量級ですね。でも、その重量感に対してはシャフトがかなり柔らかめでした。これも前述通りですが、そこがミソ!!

実際に打ってみると、このスペックでもちょっと手前から入る感じで、「あっ、ダフッた!」ってわかる感じでしたね。何度もいいますが、もちろんそれがミソなんですけど。これも打ち出し角が超高弾道になりました。

スカイトラック弾道データはこちらでFE SOSw100 ST3D

その各球データはこちら。FE SOSw100 ST

【3球平均】
HS27.0m/s、初速34.0m/s、打ち出し角31.9度、バックスピン量8537.4rpm、サイドスピン-655.8rpm、飛距離94.3y

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。FE SOSw100 MST3D

次は「SO.Sw155」装着モデルで、スペックは35インチ、総重量497.0g、バランスD2.5。シャフトスペックは、重量157g、トルク3.8、中調子。FE SOSw7155

こちらを持ってみると、もうこれはしっかり重量級。普段ダイナミックゴールド装着モデルとか使っている人向けでしょうね。でも、素振りしてみると、これが柔らかいんですよね~!! 重くて柔らかいシャフトってすごいと思うんですよね。常識的には重量と比例して硬くなるわけですから、なんらかの技術が盛り込まれているんでしょうね。

実際に打ってみると、これまので2モデルに比較するとダフリ幅は小さめ。素振りで柔らかめだと言いましたが、ボクレベルでは想定の範囲内のダフリでしたね。シャフトでダフっているというよりは、「いつも通りダフってるじゃん!!」ってな感じでした。

スカイトラック弾道データはこんな感じでFE SOSw155 ST3D

その各球データはこちら。FE SOSw155 ST

【3球平均】
HS26.4m/s、初速33.3m/s、打ち出し角31.1度、バックスピン量8204.2rpm、サイドスピン-642.0rpm、飛距離90.6y

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちらです。FE SOSw155 MST3D

というわけで、実際にバンカーで打ってみました。たまたまラウンド予定があったので、日本の中のアメリカ「座間キャンプ」で実戦投入してきました。ラウンドレポは後日お届けしますので・・・!! 座間キャンプバンカー練習場で実際に打った時の動画がこちら。まずは後ろから。

そして、こちらが横から。

試打モデルはレンジ試打でこれと思った重量帯「SO.Sw100」モデルでした。これ、実際にバンカーで打ってみるとすごいですわ~!! 「開く」とか「エクスプロージョンショット」とかそんな概念は吹き飛ばして、普通に打つだけでOK。少なくともレンジ試打、実際のラウンドで打ったバンカーショットは

100%脱出成功!

これは何気にすごいことだと思います。

動画を見てもらえればわかると思いますが、1つは普通にボールが浮いている状態ですが、もう1つは意図的に目玉にしています。それでも普通に打つだけで脱出成功って。「そんなこといっても・・・」と半信半疑だっただけに、打ったボク自身が1番驚いたかも!?

ギア知識があればわかることですが、一般的にシャフトが「重くて柔らかい」はダフリやすくなります。もちろん、ヘッド重量との関係でトゥダウンも起こります。そこを利用したのが、この「SO.Sw」シリーズですね。バンカーショットのカギとなるエクスプロージョンショットは、球の手前から打ち込んで砂を爆発させること。この「SO.Sw」はこのエクスプロージョンショットをシャフトでクリアしようというもので、実際にそうなっていました。

今回打ってみた感想ですが、とにかくバンカーから1発で脱出したいという人におススメです。普通のショットを打つだけで、だれが打ってもおそらくかなりの高確率で脱出可能かと思われます。スイング技術でどうにかしたいとか、どうにか出来るという方は使う必要がないと思いますが、とにかく脱出優先という方にはおすすめで、オートマチックにバンカー脱出可能なお助けクラブですね。アゴが高いバンカーでも、フェースを開かなくてOK。普通に構えて手元を止めるイメージで打てば、シャフトのしなり戻りによってヘッドは加速するし、球も高く上がるので脱出可能です。実戦では50yほどの距離があるバンカーショットもいい感じにグリーンオンに成功。

これは感動的なシャフトですわ~!

<コンポジットテクノ「ファイアーエクスピレス スピリッツ SO.Sw」シャフト>
■スペック(重量/トルク/調子):「SO.Sw75」(76g/18.0/中調子)。「SO.Sw100」(100g/16.0/中調子)。「SO.Sw155」(157g/3.8/中調子)。
■価格:1本1万4000円+税 ※シャフト単体