どーもです。

テーラーメイドのカスタムメイド限定モデル「P770」アイアンと数量限定モデル「M2ツアー」FWを試打できました。アイアンにはもう1モデル「P750ツアープロと」アイアンがラインアップされていますが、こちら試打クラブがないということで、今回打てませんでした。個人的には「もしかして『300フォージド』以来の名器か!?」なんて思いで試打クラブを打ちましたが、果たしてその実力はいかに。まずは「P770」アイアンから紹介してみましょう。

まずは見た目から。

この「P770」アイアンはホーゼルとフェースが一体成型のようです。軟鉄鍛造アイアンのキャビティモデルということで、「300フォージド」を思い出したのですが、タングステン装着モデルで構造的には現代風になっていました。

フェースは小振りですね。トゥ・ヒール方向がコンパクトで、最近のアイアンの中ではいかにも重心距離が短めで、操作性が高そうなイメージでした。ミーリング加工もすごいかも!!

ソールは意外にもセミワイド。でも、リーディングエッジが微妙に削られていてダウンブローに打ち込んでも突っかからないイメージなのに加え、トレーリングエッジもしっかり設定されているので、実質の接地面積はマッスルバックなみかもしれません。

ネックはほぼストレートですかね。こうしてみるとソール幅は結構あるんですね。マッスルバックなみの前言は撤回した方がいいかも・・・(汗)

構えてみるとこんな感じ。見た目は小振りですが、トップラインはある程度厚みが確保されていました。また、トゥが立っているような見た目で、つかまりも良さそうですね。小振りだけど安心感のある見た目だと思います。

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールド(DG)」S200装着モデルの#7。スペックは、ロフト角33度、ライ角62.5度、長さ36.75インチ、総重量441.3g、バランスD2。シャフトスペックは、重量129g、トルク1.7、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。

持ってみた感覚ですが、総重量的には意外にやや軽めに感じましたね。グリップも細めで、個人的に「300フォージド」後継モデルかと思っていたのでこの感覚は意外でした。まぁ、勝手な思い込みなんですけどね(笑) 素振りしてみるとシャープに振り抜ける印象でしたが、意外とヘッドが走るような感じもありました。

実際に打ってみると、ハッキリ言って「300フォージド」後継モデルでは無いようなイメージでした。「300フォージド」はマニュアル系テーストでしたが、この「P770」はよりオートマチックテーストで現代風なクラブでしたね。クラブがしっかり球を上げてくれるイメージ。ロフト角的には33度とちょっと前の#7ロフト角ですが、そのわりには見た目でもスピン量少なめ。スカイトラックで確認してみても4500~4600rpmとやはり少なめでした。これはタングステンウエート装着による低重心化の影響といえるでしょうね。でも、シビアすぎない程度に操作性はあって、つかまえようと思えばつかまるし、逃がそうと思えば逃がせるイメージはありましたね。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS37.7m/s、初速48.1m/s、打ち出し角18.4度、バックスピン量4650.2rpm、サイドスピン-1010.2rpm、飛距離159.2y
【ベスト】
HS37.8m/s、初速48.3m/s、打ち出し角18.4度、バックスピン量4583.7rpm、サイドスピン-1135.6rpm、飛距離159.7y

打感はかなりマイルド。ボールのつぶれ感タップリで分厚いインパクト系ですね!! 音も落ち着いた中音系で、サスティンが短めの小気味のよいシャッター音でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、超高弾道ですね。ロフト角33度寝ていますが、低重心化の影響でバックスピン量が少なめでした。ドーンと大きな弾道を楽しめるアイアンだと思います。

出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。思い通りの持ち球を打てるモデルだと思いますが、シビア過ぎない程度に操作性はありますね。

シャフト挙動ですが、切り返しで手元がクッとしなってタメを作ってくれるイメージですが、ダウンからインパクトにかけてDGのわりには先が動くイメージもありました。ヘッドとの相性なのかな!?

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでもHS43m/sあれば振れそうなイメージでした。個人的には名器「300フォージド」をイメージしていましたが、より現代風なアイアンでこれはこれでいい味を出していると思います。ボクのイメージではロフト通りに飛んでくれるアイアンのイメージですが、そのわりにはプロのようなドーンと大きな球が打てる、まさに現代風のアイアンですね。ロフト角のわりにはスピン量少なめなので、ダウンブローに打ち込んでも吹け上がる心配はなさそうです。これなら払い打ちタイプでもしっかり球は上がりそうですが、ロフトが寝ていることを考えるとある程度ダウンブローに打ち込めるタイプのほうがよりメリットがありそうです。テーラーメイドのアイアンとしては「M1」「M2」よりも操作性を意識した中級レベル以上向けモデルといえるでしょう。

名器「300フォージド」アイアンは家に眠っています。今打ったらどうなるのでしょうか。1度引っ張り出して試打してみようと思います!!

<テーラーメイド「P770」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9
■ヘッド:(#3~#7)軟鉄(S25C)+タングステン、(#8~PW)軟鉄(S25C)
■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールド」(S200=127g/1.7/手元調子)、「NSPRO MODUS2 TOUR120」(S=116g/1.7/中元調子)。
■価格:「ダイナミックゴールド」装着モデル6本(#5~PW)セット13万2000円+税、単品(# 3, #4)各1本2 万2 000円+税。「NSPRO MODUS3 TOUR120」装着モデル6本セット14万1000円+税、単品各1本2万3500円+税。
■備考:左用あり。カスタム受付モデルのため、シャフト、グリップによって価格変動あり。