どーもです。

今日紹介するのはテーラーメイドの数量限定モデル「M2ツアー」FWです。もう見るからにヘッドが小顔&ディープフェースで、いかにもってなオーラを感じましたが、なんでこんな厳しい顔つきが「M1」でなく「M2」ラインなのでしょうか。その辺の疑問を確認すべく、試打に挑戦してきましたのでレポしたいと思います。

まずは見た目から。

見た目的には、ヘッド自体がかなり小振りです。実際、ヘッド体積156cm3と「M2」FWの175cm3に対してかなり小振りになっていました。でも、思い出してみると初代「M2」FWのヘッド体積は156cm3でした。これはツアープロから要望があったって事でしょうか!? それから、最大の変更点は、ソールのフェース後部へのウエート装着です。ここに装着するって事は、重心深度を浅くしているということですよね。

フェースは小振りでディープ。初代にも、2代目にもなかったディープさで、見た目からは「ん~、厳しそう・・・」というイメージしかないですが・・・(汗)

ボディ自体は、フェースの見た目ほどディープには感じませんでした。2代目のボディイメージよりも、やはり初代に近いイメージかな。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積自体はかなり小振りですね。イメージは初代のイメージですが、白い部分の見え方が変わっているので初代よりは安心感があるようにも見えますが、それでもやはり、見た目からはシビアそうなイメージしか伝わってきませんでした。

今回試打したのは、三菱ケミカル社製カーボンシャフト「FUBUKI V60」Sフレックス装着の3W。スペックは、ロフト角15度、ライ角58度、長さ43インチ、総重量326.2g、バランスD3。ヘッド体積156cm3。シャフトスペックは、重量64.5g、トルク4.9、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。

持ってみた感覚ですが、総重量的にはしっかり重めです。とはいえ、試打当日はなぜかそれほど重量感を感じなかったんですよね。体調がすこぶる良かったってことかな。グリップは好みの太さでした。シャフトをしならせてみると、思った以上に硬く、手ではそれほど大きくはしなりません。素振りしてみると、シャフトが短いせいがドライバー試打の際に感じた先端が動く感じは無かったですね。

実際に打ってみると、ティアップして打つ分にはいい感じでした。見た目がシビア過ぎるので、ティアップして打つ分には見た目ほどのシビアさはなかったと思います。とはいえ、デフォルトモデル「M2」FWに比較すると、球の上がり方もつかまりも抑えられている感じでした。念のため直打ちも試してみましたが、まぁ、これはシビアですわ~!! レンジで打っても球が上がらないし、つかまりません。関東なら大洗GCで林よりも上げない低く抑えた弾道を打つには良さそうですが、直打ちでこのFWを打ちこなせるアマチュアが一体どれだけいるんだろうと思ってしまうほどでした。まぁ、だからこそ数量限定販売なんでしょうけどね!!

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS41.8m/s、初速58.1m/s、打ち出し角16.2度、バックスピン量2856.7rpm、サイドスピン-101.1rpm、飛距離225.5y
【ベスト】
HS42.4m/s、初速58.9m/s、打ち出し角15.7度、バックスピン量2720.2rpm、サイドスピン-312.2rpm、飛距離228.6y

打感はソリッド系。音も含め、この辺のフィーリングはデフォルトモデルと大差無かったようなイメージでした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、ティアップして打つ分には高弾道。デフォルトモデルとそれほど変わらない打ち出しの高さに見えましたが、明らかに違うのはスピン量。もう見た目でも明らかにスピン量少なめなのがわかります。スカイトラックデータでも、「M2」FWの動画データが約3200rpmだったのに対して、「M2ツアー」FWは約2300rpmとかなり少なめでした。念のため直打ちのインプレッションですが、こちらは中弾道でしたね。上がりやすさは感じませんでしたが、弾丸ライナー性の弾道が魅力的でした。

出球傾向は、ボクのスイングでは軽いドロー系もフェードもスライスも出ちゃいました。ティアップ、直打ちのいずれも、総じてつかまりはいいモデルではなく、本物ハードヒッターが左を気にせずに叩けるモデルだと思います。

シャフト挙動ですが、ドライバーで感じた先端がやや動くイメージは皆無。むしろ先端のしっかり感が増しているようなイメージですね。インパクトゾーンでヘッドが上を向くイメージもなく、この辺も低スピンに寄与しているかもしれませんね。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低でもHS45m/sは欲しい感じかな。今回試打してみて、「M1」でなく「M2」でツアーモデルを出したのは、先代の「M2」FWのイメージの要望がプロや上級者からあったのではないかと推測しています。「M1」でなく「M2」なのは、「M2ツアー」はおそらくそもそものヘッド設計自体が「M1」に近いからだと思います。なので、「M1」に敢えて「ツアー」を設定する意味うが薄いと思います。メーカーにも確認しましたが、同様の回答が得られたのと、重心深度について「M1」よりも「M2ツアー」が浅いとうことも確認できました。また、この「M2ツアー」はFWだけの設定で、ドライバー、レスキュー、アイアンへの展開予定は現段階で無いとの事でした。

何はともあれ、言い方がキツイかもしれませんが、」ボクレベルには無用の長物。だって、ティアップしてしか打てないですから・・・w メーカーは「「M2」の寛容性に強弾道性を兼ね備えたモデルと言っていますが、ボクレベルには「M2」の寛容性も感じませんでした(汗) 果たしてこのFWを必要としているアマチュアがどれほどいるのかはわかりませんが、ティアップ前提でセカンドドライバーとしての選択ならありかもしれません。なお、「T3」としてロフト13.5度モデルもラインアップされていますが、こちらのほうがよりティショット専用で割り切って14本の1本に入れられたりして・・・

<テーラーメイド「M2ツアー」FW>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:8▽操作性:9▽構えやすさ:7▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8
■ヘッド:ボディ=ステンレススチール(450SS)、フェース=ステンレススチール(455SS)、クラウン=グラファイト・コンポジット・クラウン
■ロフトバリエーション:T3=13.5度、3W=15度
■シャフト(重量/トルク/調子):三菱ケミカル「FUBUKI AX f 65」(S=66g/3.9/中調子)。グラファイトデザイン「ツアーAD TP6」(S=65g/3.2/中調子)。フジクラ「Speeder661 EVOLUTIONⅢ」(S=66.5g/3.8/先中調子)。
■価格:「FUBUKI AX f 65」装着モデル各1本4万4000円+税。「ツアーAD TP6」「Speeder661 EVOLUTIONⅢ」装着モデル各1本5万9000円+税。
■備考:左用なし