どーもです。

キャスコのニューモデルユーティリティ「パワートルネード ユーティリティ ウエッジ」(以下PT UT-W)を試打できました。キャスコ「パワートルネード」シリーズはUTで金字塔を打ち立てた名器ですが、この「PT UT-W」も「HOT LIST 2017 JAPAN」UT部門でゴールドリストを受賞しています。試打ラウンド時には打てなかったので、今回改めて試打してきましたのでレポしたいと思います。

まずは見た目から。

「パワートルネード8」 (以下「PT8」)はブラックボディにイエローラインでしたが、この「PT UT-W」はガラッと雰囲気が変わってホワイトボディにイエローラインになっていました。「PT8」に比較するとボディのネック側がかなりシャープになった感じでした。

フェースはシャローですね。「PT8」よりも、よりシャローになっていたようなイメージでした。また形状的にも「PT8」がやや三角形ぽい感じでしたが、この「PTUT-W」はややトゥ側にボリュームがある感じでなだらかな曲線になっていますね。

ボディはかなり特殊形状です。ボディ的にはシャローだと思いますが、クラウン後部がかなり独特な形状です。しかも、ソールがかなりラウンド形状になっているので、どんなライからでも抜けてくれそうな雰囲気ですね。

後ろ姿ですが、トゥ側にボリュームがある感じでつかまりが良さそうに見えます。

構えてみるとこんな感じ。フォルム的にはトゥ側にボリュームがある感じですね。フェースの切り方も特殊ですね。形状も含めてつかまりの良さを感じさせてくれると思います。また、ソール後部のイエローライン部分ですが、「Rudder Blade」(ラダーブレード)と命名され、ここにウエートが装着されることで深重心化を実現しているようです。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「STABIL SHAFT」Sフレックス装着モデルのU4。スペックは、ロフト角21度、ライ角59度、長さ40.25インチ、総重量333g、バランスD1。ヘッド体積113cm3。シャフトスペックは、重量52g、トルク3.2、先中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。

まず持ってみた感覚ですが、総重量的にはやや軽めでした。でもグリップは意外に太め。シャフト自体の見た目も結構太めに見えましたね。そのシャフトですが、しならせてみると先中調子のわりには結構手元がしなるイメージでした。素振りしてみると、ボク的には手元に重量感がある感じでシャープに振り抜けるイメージでした。

実際に打ってみると、これはオートマチックテーストUTですね。パワートルネードの遺伝子を正統に継承し続けるモデルだと思います。クラブがしっかり球を上げてくれるし、つかまえてくれます。ピンをデッドにせめられるUTということですが、これはコースで使っていないので何ともいえませんが、スカイトラックデータを見る限り、ロフト角21度モデルにしては打ち出し角も高く高さで止められるイメージがあったし、最近ロースピンモデルが多い中スピン量が適度に確保されていました。打ち出し角の高さとの相乗効果で止まってくれそうなイメージは感じました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS39.8m/s、初速55.5m/s、打ち出し角15.2度、バックスピン量3912.0rpm、サイドスピン-744.6rpm、飛距離196.9y
【ベスト】
HS39.5m/s、初速55.1m/s、打ち出し角15.7度、バックスピン量3510.0rpm、サイドスピン-659.5rpm、飛距離199.5y

打感は結構特殊系かな。フェースが薄めなのか、「シャコッ!!」とした感じです。まぁ大別すればマイルド系でしょうね。芯を食った時は「シャコッ!!」ですが、外した時の差はかなり弾き感があって、その差が大きいので初心者でも芯を食った打感が感じやすいと思います。音は高めでした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高弾道です。オートマチックにクラブが球をしっかり上げてくれるモデルだと思います。スピン量は前述通り、最近のモデルでは確保されているイメージですが、これはこのクラブの特徴でしょうね。

出球傾向ですが、ボクのスイングで強めのドロー系でした。これはクラブがオートマチックにつかまえてくれる感じなので、アウトサイドインのカット打ち系のタイプでもしっかりつかまえられるクラブだと思います。

シャフト挙動ですが、ボクは結構手元のしなり感を感じました。先中調子系の動きはあまり感じませんでしたが、このつかまりと球の上がりを考えるとやっぱり先中調子系なのかな・・・とも思っちゃいます。でも、ボク的には手元のしなり感をもっとも感じました。トルクも結構絞っているので、方向性も良くなっているかもしれませんね。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/sにオススメです。スイングタイプ的にはスインガー向けでしょうが、ボクレベルのヒッターなら十分使えるモデルだと思います。ただし、持ち球的にはフェード系やスライサーの方がいいでしょうね。フッカータイプは逃がすイメージで振らないとかなりつかまってしまうと思います。200yあたりをしっかり狙ってウエッジのように止められるなら、ゴルフが変わってきますよね!! これ、実戦でも使ってみたいかも・・・!! 豊富なロフトバリエーションも魅力的ですね。

<キャスコ「パワートルネード UT-ウエッジ」UT>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10
■ヘッド:スーパーハイテン
■ロフトバリエーション:U2=16度、U3=19度、U4=21度、U5=23度、U6=25度、U7=27度、U8=29度、U9=31度
■シャフト(重量/トルク/調子):「STABIL SHAFT」(S=52g/3.2、R=46g/3.9/先中調子)
■価格:1本3万5000円+税