どーもです。

MIRAI GOLF(ミライゴルフ)のニューモデル「TINIT(ティニット)」ドライバーを試打出来ました。ミライゴルフはゴルフダイジェストで地クラブ系ドライバーの飛距離を争う「カスタムドライバー選手権」で2014、2015年と2年連続優勝を果たした愛媛県の地クラブメーカーです。ボクもメーカーの名前は知っていましたが、打つのはこれが初めて。見た目ではかなりハードそうなオーラですが、果たしてどんなクラブなのか。レポしたいと思います。

まずは見た目から。

デザイン的には「シンプル・イズ・ベスト」。いまや絶滅危惧種のハイバック形状!! 見た目的にはシャローバックで低深重心モデルが主流の中、明らかに異彩を放つモデルだと思います。ウエートはデフォルトでネック側に2個、トゥ側に1個、それぞれ2gを装着しています。

フェースもビックリするくらいのディープ。このブログを始めたころにはこんなモデルもありましたが、ここ数年は見なくなった形状ですね。

ボディも超ファット!! こんだけハイバックモデルは珍しいですな!

後ろ姿もすごいっすね~!

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はかなり小さめ。これ、ヘッド体積はどれくらいなんでしょうね。叩けるモデルというよりも、叩かければならないモデルのオーラも・・・

今回試打したのは、オリジナルシャフト「M-LINES」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角、ライ角とも不明。長さは46インチ、総重量298.9g、バランスD1.5。ヘッド体積も分かりませんし、シャフトスペックも一切不明でした。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

まず持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップもやや細めに感じましたね。シャフトを手でしならせてみると、結構手元にしっかり感があるようなイメージで中間からしなるイメージでしたが、素振りしてみると意外にも切り返しで手元がしなるイメージがあってそこから全体がしなるイメージでした。

実際に打ってみると、いや~、男前な弾道でしたわ~! シャローバック系の低深重心モデルが流行の中、一昔前を感じさせるハイバック系ヘッドに若干尻込みしたのかもしれませんが、球の上がりはイマイチ。というか、クラブがオートマチックに球を上げてくれる感覚はいまひとつ感じられなかったかな。弾道的にはやや高めの中弾道といった感じでした。球を上げようという意識が働くと持ち前のアオリ打ちが助長されて3000~3300rpmまでスピン量が増えてしまいましたが、その辺を意識して打つとスピン量は2800rpmあたりで安定しました。まぁロフト角も分からないのにスピン量を語るのも何ですが、おそらく9~10度あたりだと思うので、最近の低深重心モデルとは確実に一線を画するモデルだと思います。

実は今回の試打は筒康博プロのご尽力で実現しましたが、スペックは一切伏せたままの試打でした。どう見ても重心位置が低いとは考えられず、試打後にちょっとだけ確認しましたが、見た目通り重心位置はやはり高めですが、どうやら重心深度はやや浅めかつ重心距離がやや長めになっているようです。このヘッドで重心距離やや長めは意外でしたが、重心深度浅めはなんか納得。芯を食った時のスピン量が良い感じなので「こんな見た目でも実は低かったりしますか」と重心位置を確認すると前述通りの返答。ボクの読みは見事に外れたのでした・・・(汗)

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS42.4m/s、初速60.5m/s、打ち出し角14.3度、バックスピン量2885.6rpm、サイドスピン-221.2rpm、飛距離231.5y
【ベスト】
HS43.8m/s、初速60.2m/s、打ち出し角14.8度、バックスピン量2856.9rpm、サイドスピン-40.8m/s、飛距離232.1y

打感はかなりマイルドです。フェースに乗っている感が強い、いわゆる分厚いインパクトですが、このムニュッとしたインパクトを感じた時はなぜかスピン量が多かったように感じました。音はやや高めだったかな。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら。

弾道的にはやや高めの中弾道。この動画はいい感じに芯を食った渾身の一撃でしたが、それでもこんな感じ。今市場で主流のオートマチック系モデルとは確実に一線を画するモデルだと思います。

出球傾向はボクのスイングでほぼストレートから軽いドロー系。でもこのシャフトだと振れちゃうので、振っていくととんでもないスライスが出ることもありました。とはいえ、基本的にはほぼストレートから軽いドロー系でした。

シャフトですが、このシャフトはミライゴルフのオリジナルシャフトですが、Sでもやや柔らかめなイメージだったかな。振り感は前述通り、切り返しでやや手元がしなってそこから全体がしなる感じでした。しなり戻りも普通かな。ピーキーさは感じませんでした。軽量モデルだと思いますが、総重量的にも軽いので今のボクでも振れちゃいます。でも振っちゃうととんでもないスライスも出ちゃいました。まぁ、ボクのスイング問題ですけど・・・(汗)

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS42~43m/sあたりにおすすめ。ヘッドシェイプ的には叩けそうなオーラバリバリですが、このシャフトとの組み合わせだと叩くにはボクレベルでもちょっとだけ心許ないイメージがあったのも事実ですね。ヘッド性格的には確実に叩けるモデルだと思います。でもボク的には、叩くならあと0.5~1インチ短くして、もうちょっとだけ全体的にしっかり感があるシャフトと合わせたほうがいいかなと思っちゃいました。とはいえ、ヘッド的には面白いモデル! このヘッドは高重心かつ浅重心で、しかも重心距離がやや長めというやんちゃなモデル。現在の市場には無いモデルですが、こういうチャレンジができるのも地クラブならではなのかな。異彩を放つモデルで、逆に目を引くヘッドですね。

<追記>
アップ前にスペックが分かったので追記しておきます。試打モデルのロフト角11度、ライ角59度。ヘッド体積460cm3でした。

<ミライゴルフ「ティニット」ドライバー>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:8▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:8
■価格:ヘッド単体1個6万円+税