どーもです。

話題のアイアンのイーデルゴルフのシングルレングスアイアン「SLS-01」ですが、昨日#7&#9を紹介しました。今日はSWの「S」を紹介してボクなりのまとめをお伝えできればと思います。でが、早速レポしてみましょう。

まずは見た目から。

デザインは同じですが、よ~く見るとバックフェースの厚くなっている部分の縦幅が高くなっていますよね。スピン量を確保するために、重心高がやや高めになっているのが想像できます。

フェースですが、いわゆる丸型SWですね。大きさ的にも、大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい感じだと思います。

ソール幅はセミワイド系。ソールのちょうどセンター部が盛り上がっていてリーディングエッジ側、トレーリングエッジ側に傾斜しているような感じで、いわゆるV字ソールになっています。

ネックはストレートですね。いわゆる出っ歯系ウエッジ。ボディも結構ファット。やはりスピン量確保のために重心高を上げているモデルだと思います。

構えてみるとこんな感じ。違和感のない顔ですが、新製品発表試打会でも書いたとおり、ボクが感じた違和感はやはり長さ。普段短いSWが長いとどうしても違和感につながりますね・・・

今回試打したのは、オリジナルシャフト「PADERSON KINETIX X」装着モデル。スペックは、ロフト角55度、ライ角62度、バウンス角12度、長さ37インチ、総重量416.0g、バランスD0.5。シャフトスペックは95g、トルク、調子は未発表で、フレックスはR相当のようです。ちなみにこのシャフトは#3~#6にロングアイアン専用「LONG IRON PROFILE」(LIP)、#7~#9が「MID IRON PROFILE」(MIP)、PW~SWが「SHORT IRON PROFILE」(SIP)を装着していますが、このSWはSIP装着ですね。

まず持ってみた感覚ですが、重量的にはボクにはやや軽め。でも、グリップは結構太めに感じましたね。昨日も書きましたが見た目でも結構シャフトの手元が太めに見えたんですよね~。しならせてみると、このSIPもR相当のわりにはかなりしっかりした感じ。素振りしてみると、思った以上に手元に重量感がありました。

実際に打ってみると、まず驚くのはその飛距離です。シャフトが長いとどうしても飛びすぎるイメージがあるのですが、「なんで110yあたりなんだろう」って、単純に思っちゃいました。ロングアイアンを短くすることでミート率を上げて飛ばすという理屈は理解できますが、ウエッジの長さが長くなっているのになぜ飛びすぎないのか・・・。ボクには理解できませんでした。ロフト角55度ウエッジの適正スピン量がわかりませんが、弾道を見る限りは決してスピンは多いわけでも、少ないわけでもないイメージでした。またスカイトラックデータを見ても、3球平均で8800rpmあたりといたって普通です。なんでこれで飛びすぎないのかが理解できませんが、理屈抜きに打ちやすさはあるウエッジでした。番手別中空高構造なので、飛ばないように作っているということなんでしょうね。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS31.9m/s、初速37.4m/s、打ち出し角30.1度、バックスピン量8826.5rpm、サイドスピン-1129.1rpm、飛距離110.0y

打感はこれもやはり結構マイルド系です。中空構造特有のムニュとした打感と、やや軽めな打音は#7、#9と変わりません。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、超高弾道。打ち込む意識なしでこれだけしっかり球が上がるのはうれしいですね。この超高弾道にも秘密があるのかな・・・!? とはいえ、スカイトラックのデータ的には他のウエッジ(58度モデル)と比較してもなんら変わりはないんですよね。

出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。意外と操作性も兼ね備えていて、いろんな技が使えそうな雰囲気でした。

振り感ですが、イメージ的にはスチールシャフトと変わらないような感じでした。結構しっかり感があって、「NSPRO950」Sフレックスよりもしっかりしているようなイメージでした。振り抜きがよく、捻れ感も無いのでフェースコントロールもしやすいイメージで、出球傾向が操作性も兼ね備えていると書いたのはこれが理由です。

さて総括ですが、今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS43~45m/sにオススメかな。総重量のわりにはシャフトのしっかり感があるイメージで、普段スチールの110~120gを使っている人にオススメかもしれません。シングルレングスアイアンは、全番手が同じ条件で違うのはライ角だけというふれこみでしたが、実際に重量的には公差内でほぼ一緒ですが、バランスは番手別フローになっていました。とはいえ、全番手の長さが同じなのは事実で、その利点はアドレスどれも同じポジションで打てるということですよね。

個人的にはロングアイアン系は理解できるのですが、ショートアイアンはともかく、ウエッジがなぜ飛びすぎないのか。そこに違和感をもってしまうので、実際に飛ばないことが分かっていても、コースで不安要素にならないのか、逆に悩みそうです(笑い) この辺はメーカーに確認してみましたが、やはり番手別中空構造も一因でしたが、なんと、心理的要素もあるとのことでした。やはり普段短いSWを長いシャフトで打つとどうしても飛びすぎるイメージがあるので、自然にゆったりと振る効果もあるようです。言われてスカイトラックデータでHSを確認してみると、#7の3球平均38.6m/sに対して、なんと31.9m/s !!  その差、6.7m/s! 人間の感覚ってすごいですな~!

このシングルレングスアイアンがここ数年のモデルの中で、最も革新的なアイアンであることは間違いないでしょう。

いろいろとその秘密はありそうですが、やはり最も影響が大きいは専用開発のシャフトでしょうね。今回LIPは試していませんが、新製品発表試打会時の印象を思い出すと、結構しっかり感がありながらも中間から先がしなるイメージでしっかり球を上げ、つかまえてくれるイメージ。MIPは手元のしっかり感があって方向性重視。SIPはスチールシャフト並みのしっかり感があって捻れ感もなく方向性&操作性を意識できるという、それぞれの性格が実現化されていると思います。

今回フィティングを受けていない既成モデルでこれだけの結果が出ましたので、おそらくフィッティングでもっとよい結果が出るでしょう。よりシンプルにゴルフを考えたいゴルファーはぜひ、1度試してみるといいでしょうね。それにしても、#5を手配しなかったのは痛恨ですわ…(汗)

<イーデルゴルフ「SLS-01」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)※ #7
▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9
■ボディ=サーモプラスチックポリマー入り軟鉄
■シャフト:専用開発「PADERSON KINTIX X」(#3〜#6/LONG IRON PROFILE、#7〜#9/MID IRON PROFILE、PW〜SW/SHORT IRON PROFILE)
■価格:専用開発オリジナルシャフト装着モデル6本(#5〜PW)セット17万8800円+税。単品(#3、#4、GW、SW)各1本2万9800円+税