どーもです。

昨日までミズノの新製品「ミズノプロ」シリーズのアイアン3モデルを紹介してきましたが、今日紹介するのはアイアン型UT「ミズノプロFLI-HI」です。これは2015年に発売された「MP FLI-HI」の後継モデルだと思いますが、まぁ~見た目は全くの別モノ。最近はアイアン型UTでも打ちやすさを感じさせる形状のモデルが増えていると思いますが、その流れに逆らうような見た目で、もうまんまロングアイアンです。見た目ですでにやられ気味ですが、果たしてその結果はいかに。早速レポしてみましょう。

まずは見た目から。

先代「MP FLI-HI」は#3で21度でしたが、「ミズノプロFLI-HI」は#4で22度になっていました。バックフェース下部にボリュームがある感じで、バックフェースだけ見ると「ミズノプロ118」っぽい形状だと思います。

フェースは先代よりもややトゥ・ヒール方向に短めに見えました。先代はやや長方形チックなボクシータイプのイメージでしたが、「ミズノプロFLI-HI」はトゥ側が立った三角形っぽい形状に感じましたね。

ソール幅はアイアン型UTとしては狭いですね~!! 先代に比較すると圧倒的に狭く、いかにもロングアイアンといった感じです。そして、トゥ側がツヤ消しになっていますが、ここにタングステンウエートが装着されているようです。あっ、構造にふれていませんでしたが、中空構造になっています。

ネックはセミグースですね。かなりフェース下部にボリュームがある形状ですね。

構えてみるとこんな感じ。これ、ヤバイでしょう!! 見た目は完全にロングアイアン! かなりロフトが立ったイメージです。最近打てる気がしないので#4をセットから外して1本ウエッジを追加しましたが・・・

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールド95」S200フレックス装着モデルの#4。スペックは、ロフト角22度(±1度の調整可能)、ライ角60度、長さ38.5インチ、総重量394.7g、バランスD1.5。シャフトスペックは重量95g、トルク未発表、中元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールです。

まず持ってみた感覚ですが、重量的には良い感じ。グリップはやや細めでしたね。シャフトをしならせてみるとやや手元がしなる感じで、素振りしてみると切り返しでやや手元がしなるイメージでした。

実際に打ってみると、見た目通りこれはシビアですわ~!! 芯を食った感触は10球に1球あるかないかだったので、この「ミズノプロFLI-HI」だけで50球近く打ってしまいました。ロングアイアンをセットから外したくらいですからねぇ・・・。いくらロングアイアンよりも打ちやすいとはいえ、見た目ロングアイアンというこのクラブを試打するレベルではないことを計らずとも思い知らされました。ぶっちゃけ、もう見た目から敗北感が漂っていたようにも感じますが、実際に打ってみても完敗。かろうじて球は上がりますが、スピン量もやや多めで何より見た目でも飛距離が出ていない感じ。スカイトラックで確認しても175yあたりで、繰り返しになりますがこのクラブには完敗です。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS39.6m/s、初速50.8m/s、打ち出し角14.0度、バックスピン量3922.9rpm、サイドスピン-222.7m、飛距離173.8y
【ベスト】
HS39.8m/s、初速51.1m/s、打ち出し角13.7度、バックスピン量3815.6rpm、サイドスピン-163.6rpm、飛距離175.5y

打感はマイルド系。いわゆる中空構造の独特な打感は感じませんでしたね。音はやや高めでしたが、これくらいなら気にならない感じです。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高めの中弾道。球はある程度上がるとは思いますが、結構シビアかな。

出球傾向は、基本的にボクのスイングでもほぼストレート。直進性は高いと思いますが、打点のシビアさがありますね。

振り感ですが、ボクの感覚では切り返しで若干中間の手元よりがしなってタメを作ってくれるイメージでしたね。ダウンブローに打ちやすいイメージですが、従来のダイナミックゴールドとはちょっと違った印象ですね。

今回ボクが試打した限りでは、HS40~43m/sあたりがおすすめかな。ボクレベルではコースで使いこなす自信がありませんが、いわゆるロングアイアンよりは打ちやすいモデルだということは感じられました。ロングアイアンが絶滅危惧種になりつつある時代にそのロングアイアンにこだわりたいプレーヤーにおすすめですね。ボク的には190~200yを確実に打つならウッド型UTのほうがいいかなと。アイアンとウッド系ではどちらかといえばアイアンのほうが得意だと思っていますが、そんなボクでもこのアイアン型UTは厳しいかも。とはいえ、ぜひ1度してみてくださいね!

<ミズノ「ミズノプロFLI-HI」UT>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:7▽上がりやすさ:8▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:6
■ヘッド:ボディ=ソフトステンレス(X30)、フェース:高強度マレージングスチール(NSSHT1770M)、トゥ部:タングステン
■ロフトバリエーション:#3=18~20度、#4=21~23度
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「ダイナミックゴールド」「ダイナミックゴールド95」「MODUS3 TOUR120」。カーボンシャフト「TS-i」「OTi85」「MCI80」「ツアーAD75」。
■価格:スチールシャフト「ダイナミックゴールド」「ダイナミックゴールド120」装着モデル1本2万3000円+税、「MODUS3 TOUR120」装着モデル1本2万4000円+税。カーボンシャフト「TS-i」装着モデル1本2万5000円+税、「OTi85」装着モデル1本3万円+税、「MCI80」装着モデル1本2万8000円+税、「ツアーAD75」装着モデル1本2万9000円+税。
■発売予定日:2017年9月15日