どーもです。

今日紹介するのはテーラーメイド新製品「M3」のアイアンです。個人的には今回の「M3」シリーズで最も驚いたのは、実はこのアイアンだったりします。ぶっちゃけ先代「M1」シリーズではウッド系とアイアンの間にミゾあるように感じていました。ウッド系に対してアイアンがややアンダー気味なイメージでしたが、この「M3」ではウッド系に見事対応したアイアンになっていたように感じました。というわけでアイアンをレポしつつ、最後は「M3」シリーズの総括もしたいと思います。

まずは見た目から。

「M3」アイアンはトゥ・ヒール側の強度を上げる新技術「リブコア」によって、インパクト時のエネルギーロスを軽減し、初速アップを実現しているようです。「M3」ドライバーで採用された新技術「ハンマーヘッド」テクノロジーのアイアン版といった印象でした。

フェースはかなり小振りで、個人的には好きな大きさですね。先代「M1」アイアンはミッドラージだったので、すでにこのポイントでウッド系とのギャップを感じていました。「M3」ではついにスッキリ小顔系アイアンになりました。先代同様バーチカルラインに沿った「フェーススロット」も踏襲しています。

ソール幅も狭めですね。しかも、リーディングエッジとトレーリングエッジが丸みを帯びているので、打ち込んでも抜けが良さそうでね。「スピードポケット」も健在ですが、形状は若干変更されていました。

ネックも先代のグースに対して、「M3」はほぼストレート。気持ちグースが入っているようにも感じましたが、これくらいならストレートと言えるんじゃないかな。

構えてみるとこんな感じ。かなり小振りになっていて、個人的にはグッド!! 欲を言えば、もう少しだけトップラインを薄くできればドンピシャですが、まあそれは個人的な好みですので。これくらいの厚みがあれば、安心感にも繋がると思います。

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールド(DG)」S200フレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角30.5度、ライ角61.5度、長さ36.5インチ、総重量426.6g、バランスD2。シャフトスペックは、重量127g、トルク1.7、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

まず持ってみた感覚ですが、総重量的には良い感じ。グリップは気持ち太めに感じました。素振りしてみるとかなりシャープに振れそうなイメージですね。こんな見た目のわりには、実際に手にしてみるとなんか安心感があったのはなぜなのでしょうか・・・。その理由がわかりませんが、なんか不思議な安心感というか、「打てそう!」と感じさせる何かがあったように感じました。

実際に打ってみると、まずはその飛距離にビックリ!! ロフト30.5度と気持ちストロング気味で、この辺は先代と一緒ですが、新製品発表試打会時に179.2yをマークして「飛ぶな~!!」なんて思っていました。今回試打してみると、見た目でも奥のネットにキャリーで届いていたし、スカイトラックデータ的にも軒並み185yオーバー!! 「なんじゃこりゃ~!!」状態でした。DG装着モデルでこれだけシャープに振れるのもいいし、個人的にも「回復した!」と実感させてくれましたね。とにかくスピン量が少ないのが特徴かな。見た目でウッド系とのミゾが埋まったと思いましたが、これなら飛距離的にもミゾはなさそうですね。まあ、これだけアイアンが飛んでしまうと、困るのは下の番手だったりしますけどね。ちなみに、ロフトピッチは#7~SWまでほぼ5度です。#8が35度なのでここだけ4.5度ですが、#8以下は5度ピッチになっていました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS40.2m/s、初速54.5m/s、打ち出し角18.8度、バックスピン量4464.1rpm、サイドスピン-578.0rpm、飛距離186.6y
【ベスト】
HS39.7m/s、初速55.3m/s、打ち出し角18.0度、バックスピン量4608.5rpm、サイドスピン-396.0rpm、飛距離189.3y

打感は意外とマイルド系。フェースが薄めなのかフェースのたわみ感のようなものを感じられるようなイメージだったように思います。音は若干高めにも感じましたが、そのわりには打感がマイルドなんですね・・・。これ、不思議でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高弾道ですね。このロフトでこれだけ普通に上がれば文句なしでしょう。打ち出し角が高く、ドーンと大きなプロ弾道を楽しめるモデルだと実感しました。

出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。ボク的には、あの程度であれば「ストレート」と言い放ちたい出球でしたね(笑) ある程度操作性も意識した形状だと思いますが、他のこの大きさのアイアンに比べるとオートマチック性のある味付けでした。

シャフト挙動というか、振り感ですが、これはもう文句なしですわ~!! DG大好きなボクとしては、シャープに振れる振り感にはもうメロメロ。それにしても、このヘッドはDGとのマッチングはかなり良さそうですね。これだけシャープに振れるイメージだったのは、過去数えるくらいしか無かったかもしれません。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS43~45m/s以上は欲しいかな。重量的にはまあこの重量を振り切れるパワーは必要でしょうが、この見えた目のわりにはオートマチック感もあるし、ヒッタータイプがダウンブローに打ち込んでも吹け上がることもなさそうな低スピンモデルだと思います。そういう意味では、ある程度ダウンブローに打ち込める方がこのアイアンの実力を味わえるとは思いますが、使い手を選ばない間口の広さも兼ね備えたモデルかもしれません。先代に比較すると顔が小振りになっているので、先代ユーザーはとまどいを感じるかもしれませんが、そこさえクリアできれば十分打ちやすいモデルだと思います。「M3」アイアンはスチールシャフトのみのラインアップに変更されているので、その辺からもメーカーの意気込みをうかがえるモデルでした。

というわけで「M3」シリーズ総括ですが、このアイアンの冒頭に書いたとおり、「M1」で感じたウッド系とアイアンの間のミゾが無くなり、アイアンまで含めて「M3」シリーズになったように感じました。個人的にはウッド系に採用された「KUROKAGE TM」シリーズとのマッチングがかなり良い感じで、ボクレベルなら十分このままで使えそうな手応えでしたね。今回カスタムシャフトモデルを試打できていませんが、オリジナルシャフトでこの感じであればHS43m/sあたりならば十分使えそうに感じました。ここ数年同社のデフォルトシャフトに対する考え方もかなり変わってきたように感じます。今だから言えますが「RBZ」時代は・・・w

「M3」は「M1」の後継モデルに位置づけられていますが、まあ、その通りかなという手応えは実感できました。ただし、「M1」では、特にドライバーでヘッド重量が重めに感じましたが、今回の「M3」はその辺のバランスも良くなっていたように感じました。個人的にはオリジナルシャフトモデルでボクレベルのヒッタータイプがちょうどターゲットなんじゃないかと思いました。

<テーラーメイド「M3」アイアン>
■KAZ’s インプレッション(10点満点)
▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9
■ヘッド:(#4~#8)450ステンレススチール、(#9~SW)17-4ステンレススチール
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「ダイナミックゴールド」(S200=127g/1.7/元調子)、「NSPRO930GH」(S=98g/2.0/中調子)。
■価格:6本(#5~PW)セット10万8000円+税、単品(#4、AW、SW)各1本1万8000円+税。