どーもです。

PRGRのかなり責めた感のあるニューモデル「Q」シリーズを試打できました。コンセプトは「ゴルファーの窮地を救うオールラウンドギア」ということです。カテゴリー的にはUTに分類されていて、「窮地」から脱するということでネーミングも「Q」となっているようです。どんなクラブなのか、まずはレンジで試打してきましたので、レポしたいと思います。「Q」シリーズはFWタイプの「Q18」「Q23」、UTタイプの「Q28」「Q33」の4本をラインアップしています。今回FWタイプの「Q18」、UTタイプの「Q33」を試打しましたが、まずは「Q18」から紹介していきましょう。

ゴルファーの「窮地」にPRGRは「ラフ」「傾斜のライ」「フェアウエーバンカー」「ディボット」「雨の日」「ベアグランド」「池越え」「ミドルアイアンが苦手」「フェアウエーでも」の9つの状況を挙げています。こんな状況から1発で脱出できることが自信につながり、ティショットのプレッシャーがなくなるというのも狙いにあるようですね。

ロフト角18度というとちょうど5Wか3Uあたりで、境目となる番手だと思います。このQ18はFWとUTの中間といった感じですが、ソール形状を見る限りFWよりのイメージですね。

まずは見た目から。

ソールデザインですが、トゥ・ヒール側がかなり傾斜していて接地面積がかなり少なめに見えますね。しかも、ソール後部の三角部分も窪んでいるので抜けもよさそうだし、ソール中央もミゾになっているので、接地面積自体かなり少なそうですね。

フェースは小振りな三角形でした。抜けの良さを意識したモデルだと思いますが、ここまで突き詰めたモデルは他にあまりないかもしれませんね・・・

ボディを見ると、これがシャロー系なんですよね。重心深度も確保されたイメージでした。これ、意外と言えば意外ですね。

後ろ姿も独特です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンですがUTとしては、やや大きめに感じました。しかも、赤いマークを頂点にトゥ・ヒール、バックに向かった傾斜してます。かなり昔こんなモデルがあったような気もしますが、それがなんだったのかを思い出せません・・・(汗)

今回試打したのは、専用開発カーボンシャフト「Q REG」装着モデルの18度。スペックは、ロフト角18度、ライ角58.5度、長さ40.5インチ、総重量335g、バランスD0。ヘッド体積164cm3。シャフトスペックは、重量48g、トルク4.2、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールでした。

まず持ってみた感覚ですが、総重量的にはやや軽めで、グリップも気持ち細めだったかな。シャフトを手でしならせてみると、気持ちしっかり感があるイメージで、1番のしなりポイントは中間に感じました。素振りしてみると、思った以上にシャープに振り切れる印象で、ヘッドとのマッチングがいい印象でしたね。

実際に打ってみると、まず驚いたのはその男前な弾道です。正直もっとガッツリ球が上がるイメージでしたが、個人的に思っていた弾道の高さイメージよりもやや低めでした。ソール形状からしてフェアウエーから打っての抜けの良さを意識したモデルだと感じましたが、レンジで打った限りではやはりその抜けの良さも実感できました。ただし、抜けの良さは体感できましたが、いかんせん打ち出し角的には最近のモデルの中ではかなり男前なモデルに感じましたね。スカイトラックの3球平均で13.7度ですから、最近のクラブに慣れている人にとっては若干球の上がりにくさが気になってしまうかもとか思っちゃいました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS42.2m/s、初速61.3m/s、打ち出し角13.7度、バックスピン量3474.7rpm、サイドスピン-634.3rpm、飛距離216.5y
【ベスト】
HS43.1m/s、初速62.4m/s、打ち出し角14.2m/s、バックスピン量3033.3rpm、サイドスピン-751.5rpm、飛距離225.2y

打感はマイルドですが、ちょっと特殊な感じでしたね。どう表現したら適切なのかが分かりませんが、危険を恐れず言ってしまえば鉄のかたまりのように中身が詰まったようなもので打ったような感じですね。クラブの中に空間が無いような、なんかそんな感じでした。シャフトのトルク感もあるからか、やや「鈍い」感じの打感でした。音はパシュッ!!といった感じで、キレのいい中音系でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、低めの中弾道かな。5Wに比較したら圧倒的に低いし、18度のUTに比較してもやや低めのイメージで、ボク的には弾丸ライナー系のイメージでした。

出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系でした。動画のストレート系弾道はたまたまです・・・w 基本的につかまりはまずまずのモデルで、ボクが打ってもつかまりすぎの印象は無かったです。

シャフト挙動ですが、ボクの感覚では素直に中間がしなる感じでした。振り感も思った以上にシャープで、これはヘッドとシャフトのマッチングの良さを証明だと思います。

今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS40m/sあたりにおすすめですね。新コンセプトモデルですが、レンジで打つ限りは抜けも良さそうだし、PRGRが挙げる9つの窮地はかなりラクに脱出できそうなイメージは受けました。ですが、あくまでもレンジマットなので、芝とは抜け方が確実に違います。ここでこの「Q」の実力を判断するのは時期尚早なので、近く実戦投入したいと思います。実戦的なコンセプトを掲げるクラブだけに、実戦投入した上で改めて印象をレポしたいと思います。

<PRGR「Q18」UT>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8.5▽上がりやすさ:8▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:10
■ヘッド:フェース&クラウン=チタン(Ti-6AL-4v)、ソール=ステンレス(SUS630)
■シャフト(重量/トルク/調子):「Q REG」(48g/4.2/中調子)。「Q LITE」(44g/4.6/中調子)。※「Q18」装着モデル。「Q LITE」は注文生産モデル
■価格:「Q18」「Q23」各1本3万5000円+税。「Q28」「Q33」各1本3万円+税。