どーもです。

今日紹介するのは、ミズノのニューモデル「GX」シリーズの「GXフォージド」アイアンです。このアイアンはスチールシャフト、カーボンシャフトと2モデルを試打できたので、両者を紹介したいと思います。また、昨日書いたこの「GX」シリーズの基本性格な最終結論を、ボクなりに出したいと思います。というわけで、「GX」シリーズ最終章を紹介しましょう。

まずは見た目から。

フルキャビティですが、#6、#7はバックフェース後部がガッツリ抉られた「ダブルT-SLOT加工」になっていました。スイートエリア後部の厚みが、しっかり確保されているようなイメージですね。

フェースはラージで、トゥ・ヒール方向に長めなイメージでした。#6、#7には、トゥ側に10gのタングステンウエートが装着されているようです。

ソール幅がやや広めですかね。

ネックはセミグース。ボディはバックフェース下部に厚みがあって、低深重心を意識したモデルかと思います。

構えてみると、こんな感じ。トップブレードの厚みがありましたね。しかも、ボールを包み込んでくれそうなイメージで、その分つかまりのよさも感じさせるモデルだと思います。

今回スチールシャフト「NSPRO950GH HT」Sフレックス装着モデルとオリジナルカーボンシャフト「MFUSION i」Rフレックス装着モデルの#7を試打しましたので、まずはスチールシャフト装着モデルからいってみましょう。

スペックは、ロフト角29度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、総重量407g、バランスD2。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.8、中調子。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽めでしたが、グリップはまあまあいい感じの太さでした。素振りをしてみると、振り感は良い感じでしたね。

実際に打ってみると、打感はかなりマイルドでした。でも、なぜかボクのスイングではいまいち芯を食った感覚がないというか、あのフィーリングが芯を食った感触なのか、ボクが今まで芯を食った感触とは違うイメージでしたね。ロフト角はややストロング気味ですが、弾道を見る限りでも、それほど飛んでいるような感覚では無かったですね。いわゆる飛び系アイアンというイメージは感じませんでしたが、球の上がりやすさ、つかまりの良さは感じましたので、打ちやすさという意味では、今時のアイアンだと思います。なんか、不思議なアイアンでしたが、少なくとも、打ちやすい今時のアイアンというとこは確認できました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS40.6m/s、初速52.0m/s、打ち出し角17.9度、バックスピン量4938.5rpm、サイドスピン-786.6rpm、飛距離171.1y
【ベスト】
HS41.0m/s、初速52.5m/s、打ち出し角18.1度、バックスピン量4846.2rpm、サイドスピン-556.3rpm、飛距離175.9y

打感は、かなりマイルド系でしたね。前述通り、果たして芯を食っているのかどうかが、今ひとつわかりにくいイメージでした。でも逆を言えば、ミスヒットの寛容性が高いモデルかなと。音は中音系で、違和感のないいい音でした。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高めの中弾道ですね。最近のモデルは同じロフト角でもっと上がりやすいモデルがある中、この「GXフォージド」アイアンは上がりにくさはありませんが、思ったよりも上がらないかなというレベルでした。

出球傾向は、ボクのスイングで強めのドローでした。重心角が大きいのか、ヘッドがキュッと返るようなイメージでした。

振り感ですが、切り返しからインパクトにかけて、やや先端がしなるようなイメージでした。ヘッドが返るイメージの影響なのかはわかりませんが、まあ、スチールシャフトにしては、やや先端がしなるイメージもありあした。

続いては、カーボンシャフト装着モデルです。スペックは、ロフト角、ライ角、長さは一緒で、総重量369g、バランスC9。シャフトスペックは、53g、トルク3.8、中調子。

持ってみた感覚は、重量的には軽めでグリップは細めでしたね。まあ、これは想定の範囲内。シャフトを手でしならせてみると、思った以上に中間から先がしなるイメージでした。素振りしてみると、素振りでも結構先がしなるイメージでした。

実際に打ってみると、スチールシャフトモデルよりもむしろシャープに振れるイメージでした。弾道を見てもカーボンシャフトモデルのほうがそろっているようなイメージでした。実際にスカイトラックのデータも、バラケ感は少なかったです。スチールシャフトの弾道よりもやや高めに感じましたが、これはシャフトの先端剛性の差なのかもしれませんね。データを確認してみると、ややバックスピン量が多めに感じましたが、見た目的にも、データ的にも、ほぼ変わらない結果となりました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS40.5m/s、初速51.9m/s、打ち出し角18.3度、バックスピン量5256.9rpm、サイドスピン-720.4rpm、飛距離170.6y
【ベスト】
HS40.6m/s、初速52.0m/s、打ち出し角17.8度、バックスピン量5222.7rpm、サイドスピン-675.2rpm、飛距離171.4y

打感は、スチールシャフトモデルよりも柔らかめに感じました。まあ、シャフトの差でしょうね。音はスチールシャフトよりも、やや低めだったかな。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高めの中弾道。スチールシャフトモデルと、ほぼ同じのイメージでした。見た目ではそれほど感じませんでしたが、データ的にはスチールシャフトモデルよりもややスピン量多めになっていました。

出球傾向は、ボクのスイングで強めのドロー系。スチールシャフトとほぼ同じで、ヘッドがキュッと返るようなイメージも変わりませんでした。

振り感ですが、思った以上にシャープに振れるイメージでした。むしろ、スチールシャフトよりもバランスがいいようにも感じました。でも、全体的なしなり感に加え、中間から先にかけてのしなり感がより感じられるようなイメージでした。

今回ボクが試打した限りでは、スチールシャフトモデルでHS40~43m/s、カーボンシャフトモデルでHS38~40m/sあたりにおすすめかな。基本性格的には、いわゆるオートマチック系アイアンです。でも、最近流行のぶっ飛び系アイアンには感じませんでした。スイングタイプ的には払い打ち系のスインガータイプで、持ち球的にはフェードやスライスの方におすすめだと思います。なぜかボクは芯を食った感触が薄いというか、どの感触が芯を食ったのかがいまいちわかりにくいモデルにも感じましたが、それだけミスヒットの寛容性が高いのかもしれませんね。

今回「GX」シリーズを試打試してみてのボクの最終結論ですが、ドライバーはいわゆる飛び系で叩けるモデルですが、それ以外はオートマチック系でクラブが仕事をしてくれるモデルだったように感じました。「GX」シリーズトータルの印象は、なんか打感が不思議なモデルでしたね。これまでボクが培ってきた芯を食ったフィーリングが、覆されるような印象でした。でも、ドライバーはガッツリ飛ぶし、FW、UT、アイアンはかなりミスヒットに強いモデルなんじゃないかと思います。「新しい挑戦」といった感じのモデルに感じました。

<ミズノ「GXフォージド」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)※スチールシャフト装着モデル
▽飛距離:8.5▽上がりやすさ:9.5▽操作性:7▽構えやすさ:8.5▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9
■ヘッド:ボディ=マイルドスチール(S25C)、1025ボロン、(#6、#7)トゥウエート=タングステン
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO950GH HT」(S=98g/1.8、R=94.5g/2.0/中調子)。「M FUSION i」(SR=58g/3.5、R=53g/3.8/中調子)
■価格:オープン価格