どーもです。

暑いですね!! いよいよ夏本番ですが、みなさんはゴルフを楽しんでいますか? ボクは本業があわただしくなり、月1ゴルファーに成り下がっています・・・(涙)そんなことはさておいて、第2週の週末は今年4月から連載スタートの筒康博氏のコラム「これってギアで解決? それともレッスンです?」です。今月は「フラット」「アップライト」についてです!! これ、じっくり読むと参考になりますよ!! ぜひ、ご一読くださいな!

■今さら聞くけない?「フラット」「アップライト」の言葉の中身

今年の関東は、あっという間に梅雨が明けてしまいました! 「夏大好き!」な僕にはうれしいしい季節ですが、「暑過ぎてゴルフはお休み…」って方には「インドアゴルフレンジKz(ケーズ)亀戸店」のように、空調の中で快適に練習もできます。天候や体調で環境を使い分けることが、上手にゴルフを楽しむコツではないでしょうか?

クラブを語る場合は「地面」「ソール」が基準 僕がヘッドティーチャーを務める「PCM」アカデミーは、クラブを中心とした「ギア」と「ヒトの動き」のスイングを同時に改善することがテーマです。

よく使う「フラット」「アップライト」の言葉は、あまりにも便利すぎて(?)意外に「そこは逆ですよ!」って事があるってご存知ですか? 混同しないように、まずクラブを語る際に使う「フラット」「アップライト」を、改めて説明したいと思います。

ちなみに、「フラット(flat)」の言葉は、「平ら」「平坦」、「アップライト(uplight)」は「直立」です。0度に近づくほどフラットに、90度に近づくほどアップライトに…など、「角度」を表す言葉として、ゴルフでは主に使います。

話は脱線しますが、コースを語る際に「フラット(平坦)なコース」とは使っても「アップライトなコース」とは使わないですよねw

「クラブのライ角」はソールが基準

最近はあまり言われなくなりましたが、「アップライトなクラブはつかまりが良い」って話、聞いた事はありませんか?

クラブヘッドの「ソール」と呼ばれる底の部分を左右均等に置いて、垂直に近づくほどアップライト、角度が寝るほどフラットになります。この段階ではクラブ自体につかまる要素はありません。

しかし、実際にはアドレス写真のように、人間はクラブのライ角度より「寝かせて」構えます。これを「アドレスライ角度」と呼んでいます。ちなみに、この写真のアドレスライ角度は45度。つまり、クラブ自体のライ角度からアドレスライ角度を引いた分、「クラブのトゥ」は上がった状態になります。人間が「フラット」に構えるほど「差し引き効果」が大きくなるので「アップライトなクラブ」になり、構えた時のクラブフェースが左を向きやすくなります。「つかまりが良い…」の中身は、実は人間が構えた時に、クラブフェースが左に向きやすいことが主な理由なんです。ややこしいですよね!?

スコアラインは基準じゃないの?

クラブのライ角は「スコアラインが基準じゃないの?」。そんな疑問もあるかと思います。実は、スコアラインは、視覚効果やインパクトの接触効果を狙ったデザイン&設計に利用されています。写真は、思い切り効果を狙ったものですが、ここまでではなくても、スコアラインはソールに対して少し傾けているモデルがほとんどどです。イギリスR&Aが定めるクラブのライ角「計測方法」は、全てのクラブにおいて「ソール基準」になっています。

 スイングで使う「フラット」「アップライト」の基準はさまざま

レッスンの現場で使われる「フラット」「アップライト」の言葉は、クラブよりはるかに混同しやすいです。もしかしたら、皆さんを教えてくださるレッスンプロでさえ間違ってしまう可能性があるくらい、「使うことが難しい」のです。その主な理由は、「基準」がそれぞれ異なるから! 実際に、写真の例を見ながら説明します。

まず「地面を基準にした」ものから。ボールと首の付け根を結んだラインを一般的に「ホーガンプレーン」や「ガラス板」など、ヘッド軌道を見る場合の「目安」に使うことが多いです。左が「アップライト」、右が「フラット」になります。クラブを持つ「アドレス時のライ角」も同じです。左が「アップライトなスイング」に。右が「フラットなスイング」になりやすいと言われています。

身体の使い方は逆になる!?

写真は、アドレスの上半身をアップしたものです。左のアドレスは「肩や腰のライン」に目を向けると、実は地面に対して「フラット」に使いやすい状態になっていることがわかります。身体の上下動を少なくしたい場合は、左のアドレスの方がオススメです。

まとめると、前傾が浅くなり「アップライト」にクラブが動くアドレスをすると、体は逆に「フラット」に使いやすくなります。一方、前傾が深くなり「フラット」にクラブが動くアドレスををすると、体は逆に「アップライト」に使いやすくなるということです。

レッスンの現場などで「もっとタテにスイングして」などの言葉って、「クラブの事か?」「カラダの事か?」とレッスンプロの方に確認する必要がありますね・・・

 カラダとクラブをトータルで知る「生徒力」を身につけよう

「結局どうしたら良いの?」の声が皆さんから聞こえてきましたので(苦笑)、そろそろ具体的な提案をしたいと思います。

屈みすぎず、ややつま先寄りに体重を感じながら、リキミの少ないアドレスを心がけると、比較的「フラット」にカラダを深く捻転しやすくなります。また、「腕の振り上げ方」でスイングプレーンをコントロールしやすいメリットがあります。写真のように、肩のラインより「アップライト」に腕を振り上げると、クラブも併せてアップライトに動く事になります。しかし、クラブフェースは地面に対してオープンになりやすいので、左のミスが嫌な人やフェードボールを打ちたい人に向いています。

一方、カラダに腕を巻き付けるように「フラット」に腕を振り上げると、クラブも低く動きます。クラブフェースはクローズになりやすいので、ボールをつかまえやすくなります。

「フラット」「アップライト」の言葉って使い慣れているのでついつい使ってしまいますが、本当は場面に応じて使い分けた方がわかりやすいです。「タテ」「ヨコ」の言葉も同様です!! (スイングモデル:「ヨコヤマゴルフスクール」岩瀬プロ)

文・構成/猿場トール

■筒康博  ギア&スイング両方に深く精通し、のべ8万人へのアドバイスを経験。「PCM Labo」総合コーチの他、「PCMアカデミー」ヘッドティーチャー、フィッティングイベント&セミナー講演、フィリピン・セブ「LILOAN GOLF」アンバサダーなど活動は多岐に渡る。
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