どーもです。

三浦技研のウエッジ「MG-S01ツアー」ウエッジを試打できました。実は今回の試打は、シャフト試打です。池袋の工房「CHIP GOLF」とコンポジットテクノが共同開発したアイアン用シャフト「ADC-01+ SPL-i」シャフトです。このシャフト、驚くほど柔らかいのですが、今回は「ウエッジ装着で試打してほしい!」とのことでした。というわけで、早速レポしてみたいと思います。

まずは見た目から。

バックフェースを見る限り、かなり操作性に優れたモデルのような雰囲気でした。操作性に優れていそうな、いわゆるマニュアル系ウエッジのオーラを感じます。

フェースは、小顔ですね。形状的にはマニュアル系としてはやや独特で、ネック側の縦幅が広めに確保され、トップラインも丸めになっていました。

ソール幅ですが、この顔にしてはやや広めかな。トレーリングエッジがしっかり削られているのと、ネック側の削りが絶妙ですね。違和感なく開けます!

ネックは、ストレート。ソールもラウンド形状なのが、分かると思います。

構えてみると、こんな感じ。フェースを正面から見たときはやや独特な形状にも感じましたが、構えてみるとティアドロップタイプにも見えますね。ネックはストレートだと思うのですが、こうしてみると意外とグースがあるようにも感じるから不思議ですね。

ちなみに、全体像はこんな感じでした。

今回試打したのは、カーボンシャフト「ADC-01+ SPL-i」装着モデルの56度です。スペックは、ロフト角56度、ライ角64.5度、バンス角12度、長さ35インチ、総重量443g、バランスはC7。シャフトスペックは、重量75g、トルク3.5、全体調子で、ワンフレックスモデルとなっています。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールです。

持ってみた感覚ですが、総重量的には軽めです。そのわりには、結構グリップが太めでしたね。これは重量に対して、リストを使いすぎないことを意識しているのかもしれません。またシャフトを手でしならせてみると、かなり柔らかいです。構えて手に力を入れるだけでも、シャフトがしなる感じでした。正直、「これ、ボクに合うかのかな・・・」と心配になるくらいでした。素振りしてみると、やはり、シャフトのしなり感をかなり感じるモデルでした。

実際に打ってみましたが、まずはフルショットから。いつもの感覚でスイングすると、シャフトがかなり柔らかいので、想像通り若干ダフリ気味になります。その辺を意識していつもよりボールを半分ほど右にセットするようなイメージで、ゆったり打った結果が以下の球になります。シャフト的に振り過ぎると右も左も出ますが、逆を言えば、ゆったり振れる人に良さそうなイメージでした。ゆったり振れる人でも、シャフトが仕事をしてくれるので、入射角が安定し、スピン量をしっかり確保できるように感じました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データがこちら。

【3球平均】
HS28.5m/s、初速35.0m/s、打ち出し角27.9度、バックスピン量9022.1rpm、サイドスピン-1343.2rpm、飛距離94.1y

打感はマイルドですね。もちろん、シャフトの影響もあると思いますが、あの柔らかさがヘッドによるものなのか、はたまたシャフトによるものなのか、それとも両者なのはか分かりませんが、とにかくかなりマイルドです。音は、澄んだ中高音系でした。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータがこちらです。

弾道的には、かなりの高弾道イメージでした。これはシャフトの影響が大きいと思います。普段56度を使っていないので、イメージがあまりないのですが、自分の58度ウエッジ同等の高さでした。スピン量も、まあ、こんな感じかなというイメージかな。

出球傾向は、ボクのスイングではややプッシュアウト傾向もありましたが、傾向的には軽いドロー系かな。もちろん、シャフトがかなりしなるので、その辺の相性が大きいと思います。

シャフト挙動ですが、ボクの感覚では全体しなり。しかも、かなり柔らかめですね。誤解を恐れずに表現すれば、クニャクニャです! 前記していますが、構えた手にちょっと力を入れるだけでも、手元からしなる感じでした。しなり感たっぷりですが、どこかがギュンとしなるというイメージではなく、全体的にしなやかなしなりで、まるでムチのようなしなりでした。

続いては50yイメージですが、スカイトラックの弾道データこんな感じで、

その各球データはこちら。

最後は15yイメージのアプローチで、スカイトラックの弾道データがこんな感じで、

その各球データはこちらです。

実際に打ってみて感じたのは、フルショットよりもコントロールショットを打ちやすいのかなって感じでした。50yイメージなんて、ボク的には最も苦手な距離ですが、それでこれだけ弾道がそろうのは、なかなかないですからね! 距離のイメージも誤差1割なら、ボク的には全然OKです! 15yイメージのアプローチでは、逆に手を使えちゃうのか、右も左も出るイメージだったことは否めません。ですが、少なくともこの重量帯が合う人、そしてゆったりスイング系の人にはかなり強い味方になってくれそうな組み合わせかなと感じました。

今回実際には打てていませんが、この組み合わせならバンカーショットにも威力を発揮してくれそうかなと。シャフトが柔らかいので、ややアンダースペック気味な人がこのクラブでフルスイングすれば、自然にダフることが想定されるので、バンカーショットが苦手な人には、バンカー専用ウエッジといて仕込んでもおもしろいかもしれませんね。たしか、以前ファイアーエクスプレスシャフトでそんなモデルもあったような気もしますが・・・

今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS38m~40m/s以下にオススメかな。40m/s以上で振れる人なら、バンカー専用にしたほうがいいかもしれません。そういう意味では、かなりシャフトの性格が前面に出た性格のウエッジかもしれませんね。ゆったり振れるタイプの方におすすめで、中でもコックがほどけやすいアーリーリリースタイプの方には、心強い味方になってくれそうな1本だと思います。

<三浦技研「MG-S01ツアー」ウエッジ&「ADC-01+ SPL-i」シャフト>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽スピン性能:9▽操作性:9▽抜けの良さ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:10
■ヘッド:純鉄
■ロフトバリエーション(バンス角):50度(7度)、52度(10度)、56度(12度)、58度(10度)
■シャフト(重量/トルク/調子):CHIP GOLF「「ADC-01+ SPL-i」(75g/3.5/全体調子)