どーもです。

今日紹介するのは、ムジーク「オンザスクリュー」の新モデル「ディープ マッスル」アイアンです。このアイアンも、同社の相当なこだわりを感じるモデルであるとともに、まさに「造形美」という言葉がピッタリ合いそうな雰囲気でした。所有しているというだけでも満足しそうなモデルですが、ゴルフクラブは実際に使ってこそが、魅力です。問題は、ボクレベルで使えるのということです。その辺をしっかり確認してきましたので、早速レポしてみましょう。

まずは見た目から。

バックフェースのミーリングというか模様が、かなり特徴的ですね。構造的には、ザ・マッスルバックアイアンです!!

フェースは、かなりコンパクト! ややトゥが立ったような印象でした。

ソール幅は、このコンパクトフェースから考えると結構広めですが、トレーリングエッジがしっかり設定されているので、実質の幅は狭めでした。それにしても、抜けがよさそうですね!

ネックはほぼストレートですが、意外にも若干グースが入っていたようにも見えました。バックフェースの厚みがしっかり確保されているので、マッスルバックのわりには、深重心も意識した形状のように感じました。

構えてみると、こんな感じ。トップブレードがかなり薄めで、“日本刀”を思わせるような鋭さでした。まさに“ブレード”アイアンですね。

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールド」S300フッレクス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角34度、ライ角61度、長さ36.5インチ、総重量443.8g、バランスD2。シャフトスペックは、重量130g、トルク1.6、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。

まず持ってみた感覚としては、しっかり重量級ですね。さすがに最近この重さはちょっとキツメに感じるようになってきましたが、まあ、まだ大丈夫です(笑) グリップは、やや細めでした。昨日も触れましたが、このグリップ、汗をかく夏でも、しっかりグリップしてくれますね! 素振りしてみると、さすがに素振り程度ではしなりを感じません。まるで、鉄の棒を振っているような感覚ですが、逆にシャープに振れる印象もありました。

実際に打ってみると、打点やスイングに対して、さすがにシビアな部分はあります。この形状ですから、それも当然ですが、意外や意外、ボク的には昨日紹介した「ディープ キャビティ」よりも好印象だったりします。打感は「ディープ キャビティ」同様でしたが、ボクが個人的に良かったのは「トータルバランスの良さ」です。これは感覚的なことなので、説明が難しいのですが、端的に言えば、「気持ちよく振れるアイアン」ということです。それは長さだったり、バランスだったり、シャフト挙動だったりのトータルバランスの結果ですが、「ディープ キャビティ」の試打結果と比較しても、難しいはずの「ディープ マッスル」でなんら遜色ない結果ですし、なんなら良い結果だったりするから不思議です。理屈じゃなく、感覚なんでしょうけど、その感覚がスイングに及ぼす影響も、確実にあるな~なんて思ったりしました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS39.5m/s、初速50.6m/s、打ち出し角17.8度、バックスピン量5711.6rpm、サイドスピン-1703.4rpm、飛距離157.6y
【ベスト】
HS39.8m/s、初速51.1m/s、打ち出し角18.3度、バックスピン量5897.1rpm、サイドスピン-1550.7rpm、飛距離159.7y

打感は、文句なしのマイルド系。ボールのつぶれ感をムニュッと存分に感じますね。音も、パシャッとしたシャッター音でした。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高弾道です。でも、これはしっかりダウンブローに打ち込んで、球が上がるイメージでした。ある程度のHSと、打ち込める技術が必要なアイアンでもあると思います。

出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。基本的にはスイング通りの出球だと思いますが、日本刀のような見た目のわえりには、意外とクラブがカバーしてくれる部分もあるのかな・・・なんて感じさせてくれました。特に、フェース下部のミスヒットの寛容性は高いと思います。

シャフト挙動と振り感ですが、挙動的には切り返しで気持ち手元がしなる感じはありますが、ほぼしなりは感じませんでした。素振りで感じた通り、かなりの硬さですね。久し振りの「ダイナミックゴールド」S300を打ちましたが、正直「こんなにハードだったけ?」でした。まあ、それだけ歳を取ったのかもしれませんが・・・

今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低HS45m/sは欲しいモデルですね。ヘッドパーツ販売モデルですが、この組み合わせだとかなりの重量になるので、ある程度のパワーが求められる組み合わせだと思います。ですが、「感性に訴えるクラブ」という形容がピッタリのように感じました。もちろん、打点や、スイングに対するシビアさはありますが、なんか気持ちよく振り切れるんですよね~! 試せる機会があればぜひ、試打して欲しいモデルですわ~!!

<ムジーク「オンザスクリュー ディープ マッスル」アイアン>
■KAZ’s インプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:10▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:8
■ヘッド:軟鉄(S20C)
■価格:ヘッド1個2万3000円+税(パーツ販売)