どーもです。

ヤマハ「インプレスUD+2」シリーズですが、いよいよ今日はお待ちかねの元祖〝ぶっ飛び〟アイアンを紹介しましょう!! 「2番手上の飛び」を標榜して登場したモデルですが、どのように進化したのか!? 全ての〝ぶっ飛び〟アイアンの源流となったモデルの進化を紹介したいと思います。

まずは見た目から。

見た目的には、先代とそれほど大きな変更はなさそうですね。

フェースは、シャローです。形状的には、先代と比較するとややトゥが立ったように感じました。また細かいことを言えば、ソールのラインがよりフラットになっていたように感じました。L字フェースなのは、先代と一緒ですね!

ソール幅は、ワイドです。ですが、先代に比較すると「FRIC OF SOLE」と書いてある部分の幅が狭くなっていました。なお、これはトップブレードのフレームを軽量化して、そこで稼ぎ出された余剰重量をここに配置しているようです。

ネックは、グースネックですね。先代ではセミグースと書いていますが、今見ると先代もグースネックかな・・・って(汗) 先代に比較すると、ソール自体の幅が確保されて、「FRIC OF SOLE」と書かれた部分が着け足された感じでした。

構えてみると、こんな感じ。先代はバックフェースの厚みが気になるデザインでしたが、新作では意外と気にならないデザインに変更されていました! これ、何気にすごい進化かも!!

今回、スチールシャフト「NSPRO ZELOS 7」とオリジナルカーボンシャフト「MX-519i」の2モデルを試打できました。

まずは、スチールシャフト「NSPRO ZELOS 7」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角26度、ライ角61.25インチ、長さ37.75インチ、総重量379g、バランスD0。シャフトスペックは、重量77.5g、トルク2.6、先調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

まず持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めでした。シャフトを手でしならせてみると、スチールシャフトでもかなりしなります。しなりポイントは中間よりもかなり先で、いかにも先調子というのがわかるしなり方でした。

実際に打ってみると、やはりその飛距離は目を見張るものがありますね!! メトログリーン東陽町の奥のネットまで、ガッツリ芯を食えばですが、ノーバウンドで届いていました! もちろん「ロフトが立っている」「シャフトが普通の#7に比べて長い」という飛びの要素はあります。ですが、「同じロフトのアイアンでこの弾道が打てるのか?」と言われたら、はなはだ疑問です。これだけ球が上がるのも驚きですしね。いや~、さすが元祖〝ぶっ飛びアイアン〟ですな!! さらに言えば、実はこのアイアンの試打ですが、切り返しでヘッド重量をあまり感じないので、どうしても振ってしまう傾向が強く、結果的に若干つかまり過ぎのイメージもありました。そのため、ややカット気味を意識して打っているんです。にもかかわらず、この結果って・・・。「インプレスUD+2、恐るべし・・・」ですな!

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちらです。

【3球平均】
HS40.3m/s、初速56.1m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量4038.4rpm、サイドスピン-680.8rpm、飛距離193.7y
【ベスト】
HS40.3m/s、初速56.1m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量4005.5rpm、サイドスピン-693.5rpm、飛距離196.9y

打感は、弾き系。ソリッド系(ゴルフ体験主義でのソリッド系は「弾き感」と「マイルド感」が良い感じの混ざった感じ)との書きたいところですが、どちらかというと弾き感が勝っている感じだったので、弾き系にしていきます。ただし、シャフトのしなり感がマイルドさを感じさせているようにも感じました。音は、いわゆる高音系でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら。

弾道的には、文句なしの高弾道。ロフト角を考えれば、超高弾道といっても過言ではないでしょうね。前述通り、カット打ちイメージでもこのスピン量にはビックリでした!!

出球傾向は、ボクのスイングで、普通に打つとさすがにつかまり過ぎでしたが、ボク的にはややカット気味をイメージしてもドロー系のイメージでした。

シャフト挙動と振り感ですが、スチールシャフトのわりには結構ヘッドが走るというか、返るイメージでしたね。典型的な先調子系の動き方だったように感じました。

続いては、オリジナルカーボンシャフト「MX-519i」SRフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角21.5度、ライ角60度、長さ38インチ、総重量353g、バランスC9。シャフトスペックは、重量51.5g、トルク4.1、中調子。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。でも、グリップはスチールシャフトよりもやや太めでした。これ、何気に好印象!! シャフトを手でしならせてみると、ぶっちゃけ、スチールシャフトよりもしっかり感のあるイメージでした。SRフレックスですが、スチールシャフトのSよりも全体的にしっかり感がある感じで、特に手元がしっかりしていそうなイメージでした。素振りしてみても、素直に中間がしなる感じで、振り感的にはスチールシャフトモデルよりも好印象でした。

実際に打ってみると、スチールシャフトモデルとは別モノ!! というのも、スチールシャフト時はカット気味を意識して打ちましたが、そのイメージで打つとスライス連発でした!! ボクの感覚では、しなり方が違って、カーボンシャフトモデルのほうがSRフレックスでもしなり感がないというか、素直に中間がしなるイメージでした。また、より球が強いイメージで、データを確認すると3球ともスピン量がスチールモデルよりも少ないという、驚愕の結果でした!! 飛距離的には大差ありませんが、フィーリング的にはカーボンシャフトモデルの方がいいかも!!

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちらです。

【3球平均】
HS40.1m/s、初速55.2m/s、打ち出し角17.7度、バックスピン量3725.7rpm、サイドスピン-736.5rpm、飛距離192.2y
【ベスト】
HS41.0m/s、初速54.8m/s、打ち出し角18.9度、バックスピン量3792.4rpm、サイドスピン-545.5rpm、飛距離194.8y

打感は弾き系ですが、スチールシャフトモデルよりも若干弾き感が強いイメージでした。これはシャフトの問題かもしれませんね。音的にも、同様の高音系でしたので、おそらくシャフトの影響だと思います。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちらです。

弾道的には、高弾道です。スチールシャフトモデルと遜色のない球の上がり方ですね。カット気味を意識してスライスが出た分、いつもの感覚に近いスイングを意識しましたが、この動画では結果的にカット打ちになっていたのかもしれません。やや、スピン量が多めですが、ロフト角を考えれば、もちろん少なめなんですけどね!!

出球傾向は、ボクのスイングで、ドロー系。これはカット気味を意識しないで、でしたので!

シャフト挙動と振り感ですが、典型的な先調子系の動きだったスチールシャフトに対して、カーボンシャフトは典型的な中調子系の動きでした。素直に、中間がしなるイメージで、ボクはこのヘッドにはカーボンシャフトのほうが合っているように感じました。

今回ボクが試打した限りでは、いずれもHS40~43m/sあたりがドンピシャでしょうね。さすがにこのアイアンはHS45m/sはちょっと厳しいかも・・・!! 性格的にはシャフトで変わる感じで、スチールシャフトはより払い打ちのスライサー向け、カーボンシャフトのほうがよりヒッタータイプに合いそうなイメージでした。いずれにせよ、元祖〝ぶっ飛び系〟アイアンの実力は健在!! 正直に言えば、まだこの手のアイアンを使う予定はありませんが、これだけ楽に200yあたりを打てるなら、UT代わりに仕込んでもおもしろいかもしれないなって、思いました。

〝ぶっ飛び〟アイアン不要なんて偏見を持っている方もいるかもしれませんが、このアイアンを体験すればその偏見も吹き飛ぶかもしれません。そんな可能性まで感じさせてくれるアイアンでした。

<ヤマハ「インプレスUD+2」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)※スチールシャフト装着モデル
▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10
■ヘッド:(#5~PW)ボディ=S45C、フェース=SAE8655 (AW、AS、SW)ボディ&フェース=S20C
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO ZELOS7」(S=77.5g/2.6/先調子)。カーボンシャフ「MX-519i」(SR=51.5g/4.1、R=50.5g/4.2/中調子)※#7のスペック
■価格:スチール&カーボンシャフト装着モデル4本(#7~PW)セット9万6000円+税、単品(AW、AS、SW)各1本2万4000円+税