どーもです。

クリーブランドのウエッジ「RTX4」シリーズですが、いよいよ今日紹介する「XLOW」が最後です。この「XLOW」ですが、ボクの記憶が確かであれば、「RTX4」シリーズで新設されたソール形状だと思います。バンス角3度の設定は、どう考えても開いて打つことを意識したモデルなのかなって。最後なので、今日まで紹介した4モデルの、ボクなりのまとめも書こうと思いますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。では、いっていましょう!

4タイプのソールですが、左から「FULL」「MID」「LOW」「XLOW」です。

まずは見た目から。

バックフェース下部ですが、ツヤ消し部分の見え方が違いますよね。また、トゥ・ヒールのラウンドが「LOW」よりもややキツメになっていました。

フェースは小振りで、形状的には4モデルとも同じですね。

ソールですが、リーディングエッジ側がちょこっとだけ、削られていました。

ネックは、ストレート。フェース下部の形状は「LOW」と同じような感じでしたが、ミゾはありませんでした。

構えてみると、こんな感じ。形状的にはやはり4モデルとも同じで、ソール形状のみが別モノでした。ちなみに、コンクリートの上で構えると、フェースが開こうとしました。

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールド」S200フレックス装着モデルの58度。スペックは、ロフト角58度、バンス角3度、ライ角64度、長さ35インチ、総重量477g、バランスD5。シャフトスペックは、重量119g、トルク1.2、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

まずは持ってみた感覚ですが、重量的にはしっかり重めで、グリップもしっかり太め。この辺の感覚は全て同じですね。

まずはフルショットですが、今さらですが、レンジマットでフルショットのソールの差を感じるのは至難の業ですわ~! 正直その差は余り感じませんでした。ただし結果からその差を引っ張り出すとすれば、4モデルの中では最もシビアさがあるように感じました。構えた時にフェースが開きたがるのは「LOW」と一緒ですが、バンスとの関係なのか、その辺を意識しても、結果的に打ち出し角が総じて高くなっていたように感じました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS25.9m/s、初速31.3m/s、打ち出し角33.0度、バックスピン量7979.3rpm、サイドスピン-681.0rpm、飛距離80.2y

打感は、カッツリ系ですが、若干マイルド感もあったような感じ。これは「LOW」と同じですね。でも基本的には「カツッ!!」という感じで、音もそんな感じでした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

続いて50yイメージですが、スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS23.5m/s、初速23.1m/s、打ち出し角32.7度、バックスピン量6491.1rpm、サイドスピン-245.2rpm、飛距離50.1y

最後に15yイメージですが、スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS12.6m/s、初速12.3m/s、打ち出し角31.5度、バックスピン量3171.8rpm、サイドスピン-272.5rpm、飛距離15.0y

基本的に「RTX4」は操作性の高いモデルですが、バンスが少ない分閉じて打つにはしっかりボールにコンタクトさせる必要がありそうに感じました。フルショットではそれほど感じませんでしたが、コントロールショットになると一気にそのシビアさが増していたように感じました。ボクのようにダフる傾向があると、そのままミスにつながりそうな気配です。ただし、フェースを開き気味で打つ分には、かなり打ちやすいイメージもあります。そういう意味では、フワッと浮かせるようなアプローチしたい方にオススメかもしれません。というか、そんなアプローチをしやすいモデルだと思います。ですが、ボクのようにアプローチバリエーションがないものにとっては無用の長物かも・・・(汗)

マン開きのロブショットですが、弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

なんだか、ただのカット打ちのような気もしますが・・・。4モデルの中では最も開いて打ちやすいですね。その分球もあがりますし、バンスが蹴られることもありません。下がコンクリートのレンジマットでこれだけバンス感なく行けるなら、ベアグランドでもOKでしょう。でもその分、バンカーショットではシビアさが求められるかもしれません。一長一短ですが、このソールを選ぶ方には無用の心配事かもしれません。

今回ボクが試打した限りで、このスペックで最低でもHS45~46m/sは欲しいモデルですね。4モデルの中では、唯一開いて打つことを意識したモデルかと思います。構えた時にもフェースが開きたがりまし、むしろ開いて打った方がいい結果になるんじゃないかと思っちゃうくらいでした。グリーン周りでフワット上げて止めたいような寄せを打ちやすいと思いますが、正直ボクレベルでは使い所なせる気がしませんでした。そういったシビアな寄せを求められる競技ゴルファー向けのように感じました。

「RTX4」ウエッジですが、基本的には顔が小振りで、操作性の高いモデルだと思います。その中で、56度は「FULL」「MID」「LOW」の3モデル、58度はプラス「XLOW」の4モデルをラインアップすることで、特に上級者の使用を意識したモデルになっていました。個人的には「MID」が1番合っているように感じました。操作性の高いモデルを前提に、「FULL」はいかなるライでも打ちやすさを意識したモデル、「MID」は多才なアプローチを具現化したいけどミスもある程度カバーしてくれるモデル、「LOW」は多才なアプローチを具現化してくれるけど、ミスはミスとして結果になりそうなシビアなモデル、「XLOW」はちょっと特殊でフワッと上げたい人向けのモデルだと思います。

<クリーブランド「RTX4(XLOW)」ウエッジ>
■KAZ’s インプレッション(10点満点)
▽スピン性能:9.5▽操作性:10▽抜けの良さ:10▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:7
■ヘッド:軟鉄
■ロフトバリエーション(バンス角):48度(8度)、50度(10度)、52度(10度)、56度(FULL、MID=10度、LOW=8度)、58度(FULL、MID=9度、LOW=6度、XLOW=3度)、60度(9度)※48~52度、60度はMID
■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールド」(S200=119g/1.2、X100=120g/1.9/元調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR120」(X=110g/1.6、S=106g/1.7/中元調子)、「NSPRO950GH」(S=96g/2.0、R=93g/2.3/中調子)。
■価格:「ダイナミックゴールド」「NPRO950GH」装着モデル各1本1万5000円+税、「NSRO MODUS3 TOUR120」装着モデル各1本1万6000円+税。