どーもです。

ダンロップスポーツ「ゼクシオ」ブランドのニューモデル「ゼクシオクロス」アイアンを試打できました。このゼクシオクロスは「飛び」と「直進性」がクロスするということで、「ゼクシオクロス」と命名されたようです。見た目的には、いかにも〝ぶっ飛び〟そうな雰囲気ですが、その実力はいかに。早速、レポしてみましょう。

まずは見た目から。

構造的にはいわゆるポケットキャビティアイアンですが、そのポケットがかなりの幅で、重心深度の深さをイメージさせます。

フェースはセミラージでした。トゥ・ヒール方向に長めで、かつ四角形をイメージさせる形状はいわゆる〝ぶっ飛び〟系の王道だと思います。

ソール幅もかなり広めです。超ワイドソールといった感じです。

ネックはセミグース。それにしても、このソール幅!! 重心深度の深さを、嫌でも視認できる形状でした。

構えてみるとこんな感じ。バックフェース下部、ポケット部分の厚みが構えても見えるという、ボクが苦手とするタイプでした。ロフトが立っていて、いかにも〝ぶっ飛ぶ〟をイメージさせてくれますね。

今回試打したのは、スチールシャフトとカーボンシャフトの両シャフト装着モデルです。

まずはスチールシャフト「NSPRO870GH DST for XXIO」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角25度、ライ角62.5度、長さ37.5インチ、総重量395.2g、バランスD2。シャフトスペックは、重量89g、トルク3.0、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

まず持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップはかなり細めでした。スチールシャフトですが、手でしなりました。しなりポイントはちょうど中間あたりですね。素振りしてみると、結構ヘッドが効いている感じでした。

実際に打ってみると、飛距離もそうですけど、個人的には弾道がそろいやすいということを特筆事項にしたいです!! ボクレベルでここまで弾道がそろうモデルはなかなかないです。軽量モデルは振れてしまうので、たいていは出球がバラけるのですが、ここまで出球がそろうのはボクのスイングというよりは、やはりクラブ性能による部分が大きいと思います。飛距離ですが、3球平均で約188y。これはノーマル設定です! ロフト25度はマイアイアン「Xフォージド(2017)」の#5よりも1度立っています。ボクの#5飛距離はちゃんと当たって約180yですから、そう考えると1度立っているとはいえ飛んでいると思います。ついでにいうと、まぁ、打ちやすいですわ~! マイアイアンと比べてはいけないモデルでしょうが、ここまでラクに打てると・・・w

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS37.0m/s、初速53.6m/s、打ち出し角17.0度、バックスピン量3329.3rpm、サイドスピン-695.0rpm、飛距離187.4y
【ベスト】
HS37.3m/s、初速54.1m/s、打ち出し角17.3度、バックスピン量3419.5rpm、サイドスピン-744.2rpm、飛距離188.8y

打感は弾き系。結構弾き感強めですが、硬さを伴う弾き感ではなく、むしろ軽快な弾き感といった感じでした。音も、「パチッ!!」と軽快な高音系でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高弾道ですね。ロフト角25度を考えれば、むしろかなり上がりやすいといったイメージです。まぁ、あの形状をみればかなり低重心にしているのも視認できます。そして、バックスピン量が約3300rpmあたりというのも、低重心の影響かと思われます。

出球傾向ですが、ボクのスイングでドロー系でした。スチールシャフトでも、もっと腐れフック系になるかと思いきや、ボク的には持ち球の範囲内でした。

シャフトフィーリングですが、思った以上に振りやすいです。NSPRO950GHのように素直に中間がしなるイメージでした。切り返しからダウンにかけて素直にしなるイメージですが、結構ヘッドが走るイメージもありました。

続いては、カーボンシャフト「MH1000」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角25度、ライ角62.5度、長さ37.75インチ、総重量359.5g、バランスD0。シャフトスペックは、重量52g、トルク4.3、中調子。

持ってみた感覚は、重量的にはかなり軽め。グリップもかなり細めですね。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスでもかなりしなります!! しなりポイントはちょうど真ん中あたり。D0というバランス以上にヘッドが効いているイメージで、素振りしてみるとヘッドの走り感を感じられました。

実際に打ってみると、振り感こそ違いますが、弾道的にはスチールシャフトモデルとほぼ変わりません。スピン量はやや増えていましたが、むしろ弾道の高さは抑えられていたようなイメージでした。重量的にはかなり軽めなモデルなので、若干抑え気味の振りでしたが、それが功を奏したのか、初速も飛距離も上がっていました。レンジではこれでいいのかもしれませんが、実際のラウンドで力んだ場合が怖いかな・・・とは思いました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS37.8m/s、初速54.8m/s、打ち出し角16.3度、バックスピン量3862.5rpm、サイドスピン-586.8rpm、飛距離189.9y
【ベスト】
HS38.3m/s、初速55.5m/s、打ち出し角16.4度、バックスピン量3824.rpm、サイドスピン-832.3rpm、飛距離191.0y

打感は弾き系。スチールシャフトモデルとほぼ変わらない打感でしたね。音はスチールシャフトモデルよりは気持ち低めで、落ち着いた感じでの中音系でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、十分高弾道ですね。スチールシャフトモデルに比べると、バックスピン量が増えていますが、むしろ弾道的には強くなっているイメージでした。

出球傾向ですが、ボクのスイングでもいい感じのドロー系!! かなりの軽量級で、しかもシャフトが柔らかめとあって、正直言えば腐れフックの連発もイメージしていました。でも、実際に弾道がそろいます!! これ、すごいことかも・・・!

シャフトフィーリングですが、実際に振ってみると、結構ヘッドが効いているイメージでした。でも、切り返しでためるイメージがあっても振り遅れることなく返ってきてくれます。ちなみに、アウトサイドインのカット打ちイメージで打ってみても、ヘッドが走ってつかまえてくれるイメージでした。

今回ボクが試打した限りでは、スチールシャフト装着モデルでHS40~42m/sあたり、カーボンシャフト装着モデルでHS38~40m/sあたりにオススメかな。メーカーがうたう〝「飛び」と「直進性」をクロス〟は間違いないです。そういう意味では、宣伝文句にいつわりなしを体感できました。基本性格的には「ゼクシオ」と変わらないと思いますが、「ゼクシオ」をさらに「飛んで曲がらない」クラブにしたのが、この「ゼクシオクロス」かなと思いました。個人的には、カーボンシャフトモデルがヘッドとの相性もよさそうに感じましたね。「ゼクシオ10」アイアンでも十分飛んでいるようなイメージでしたが、この「ゼクシオクロス」アイアンはよりミスヒットの寛容性を高めたモデルのように感じました。

<ダンロップスポーツ「ゼクシオクロス」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)※カーボン、スチールシャフト総合
▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:7▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ(#5~#8)=SUS630ステンレス+タングステンニッケルソールウエート+高比重タングステンニッケルウエート(#9、PW)=SUS630ステンレス+タングステンニッケルウエート、(AW、DW、SW)=SUS630ステンレススチール、フェース=チタン(Super-TIX PLUS for XXIO)
■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「MH1000」(S=52g/4.3、R=49g/4.4/中調子)。スチールシャフト「NSPRO870GH DST for XXIO」(S=89g3.0、R=85g/3.1/中調子)。
■価格:カーボンシャフト装着モデル7本(#7~SW)セット16万8000円+税、4本(#7~PW)セット9万6000円+税、単品(#5、AW、DW、SW)各1本2万4000円+税。スチールシャフト装着モデル7本セット13万3000円+税、4本セット7万6000円+税、単品各1本1万9000円+税。