どーもです。

今日紹介するのはフォーティーンのニューアイアン「TC920フォージド」アイアンです。TCの900番台モデルは過去TC910TC930を試打してきましたが、それ以来のモデルになりますかね。少なくともゴルフ体験主義では試打できていませんので・・・(汗) TC930を試打したのも12年でしたから、もはや記憶も薄れ、過去記事を自分で見直すしかない状況でした。そんなわけで今回比較を辞めて、単体レポでいってみます。

まずは見た目から。

最近のTCシリーズらしいバックフェース形状になっていました。「TC930」から、確実に進化を感じる見た目になっていました。

フェースは小振りですね。最近の平均的なアイアンに慣れると、第一印象は「顔ちっちゃっ!!」となりそうです。見た目的には、それほど低重心のイメージは受けませんでした。

ソール幅は、この顔の大きさではやや広めな印象も受けました。打ち込んでの抜けの良さと滑っての抜けの良さの両方を、意識しているのかもしれません。

ネックですが、若干グースが入るようにも感じました。ドストレートではないですね。

構えてみるとこんな感じ。見た目からはシビアそうな印象が強いのですが、それでも随所に「そんなことないよ!! シビアすぎないよ~!」というアピールポイントがちりばめられているように感じました。

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPROMODUS3 TOUR105」Sフレックスモデルの#7。スペックは、ロフト角33度、ライ角61.5度、長さ37インチ、総重量420g、バランスD1.5。シャフトスペックは、重量106.5g、トルク1.7、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

まず持ってみた感じですが、重量的にはまずまずです。グリップもいい感じの太さでした。シャフトを手でしならせてみると、さすがにMODUS3 TOUR105はしなりませんね~。しならせるにはかなりの力がいります。で、しなりポイントは中間よりも手元側でした。ワッグルしてみると、思った以上にヘッドは動きません。素振りしてみても、ヘッドが走る感覚はありませんでした。

実際に打ってみると、アスリートモデルだと思いますが、意外だったのは、いろんな意味で想像していたほどシビアではなかったこと。かなり小振りでシビアそうな顔ですが、むしろその方が集中力も上がるのか、レンジで打つ分には十分使えそうなイメージでした。とはいえ、スコアを意識したプレッシャーのかかった場面でどうかは、ぶっちゃけ疑問です(笑) では、何がシビアではなかったのか? ますは、アスリートモデルでもかなり球が上がりやすくなっていること。これは間違いないです。次は、思った以上にミスヒットの許容性が高いこと。さすがにダフリ気味には厳しいですが、トップ気味でもそこそこ球が上がります。また、多少芯を外しても距離がそれほど変わりませんでした。3つめは、アスリートモデルですが、重心距離が長めで重心角もそれほど大きくないのではないかと思います。つかまえようと思えばつかまりますが、ヘッドが勝手に返る感覚ではなかったようなイメージでした。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS38.3m/s、初速48.8m/s、打ち出し角18.1度、バックスピン量5340.9rpm、サイドスピン-846.2rpm、飛距離163.5y
【ベスト】
HS39.1m/s、初速49.7m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量5353.4rpm、サイドスピン-770.0rpm、飛距離167.0y

打感は柔らかめですね。おそらく絶妙なバックフェースの厚みが、絶妙なんでしょうね。音的にはいわゆる中音系で、心地よいシャッター音でした。この辺のフィーリングはさすがですね!!

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら。

弾道的には、高弾道です。アスリートモデルのわりにはしっかり球が上がりますし、その上で高さのコントロールもできそうな雰囲気でしたね。ボクにはそこまでテクニックはありませんが、レンジで挑戦してみると、それなりにコントロールできました。#7でロフト角33度は、最近では〝寝てるな!!〟なんて印象になってしまますが、個人的には#7の適正ロフトイメージです。若干芯を外した感じでも160yをマークしていました。多少ミスヒット気味でも距離差がそれほどないイメージをもった理由は、ここからです。

出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。決してオートマチックにつかまるイメージではありませんが、いわゆるアスリートモデルのバリバリマニュアル系のイメージではなかったですね。

シャフトフィーリングですが、切り返しで手元がクッとしなってタメを作ってくれる感じでした。シャフトが切り返しでわずかに間を作ってくれるイメージですが、ダイナミックゴールドほどしなるイメージではないのが、ボクの印象です。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低HS42~43m/s以上は必要なイメージかな。見た目がかなりシビアなので、目からの情報で難しい印象を受けそうです。この時点で敬遠しそうな人もいそうですが、見た目でダメだと感じた方は手を出す必要はないモデルだと思います。なぜなら、見た目からの印象は思っている以上に身体に影響を及ぼすからです!! つまり、この手のアスリートモデルは、見た目で「いい顔しているじゃん!!」と思える人が使えばいいというのが、最近のボクの考えです。ある程度コントロール性を求めつつも、ミスしたときにある程度クラブがカバーしてくれる感じのアイアンだと思います。

今回#7の1本しか打てていませんが、ロフト間ピッチを3度刻みにしているようですが、これはその番手の距離をしっかり打ち分けるためでしょうね。社名の由来である「すべてのゴルファーにベストな14本を」通り、TC920フォージドは番手別の性格付けを意識した、まさにアスリートにとってベストな14本を意識したモデルなのかな・・・なんて想像できました。

<フォーティーン「TC920フォージド」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:9▽操作性:9▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:8.5
■ヘッド:軟鉄(S25C)
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「ダイナミックゴールド」(S200=128g/1.7/元調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/、元調子)。
■価格:6 本(#5~P)セット12万円+税、単品(#3、#4)各1本2万円+税。