どーもです。

先週お届けした石岡ゴルフ俱楽部で実戦投入したボビー・グレース「ライジング・サン」パターを紹介しましょう。このパター、アームロック専用に開発されたモデルのようです。アームロックパターとは左腕の肘下にグリップを添えてパッティングする方法で、はまればかなりメカニカルに打てる打ち方だと思います。とはいえ、ラウンドレポートを読んでご存じの通り、パター云々の前にアームロック自体が全くダメでした。後半は普通に中尺パターとして使用してしまいましたが、これがいいんです(笑) そんな感じですが、早速レポしたいと思います。

まずは見た目から。

いかにも超高慣性モーメントを見た目か意識させる形状ですね。ボビー・グレースは高慣性モーメントパターの作り方がうまいメーカーのような気がします。ウエートは可変タイプでした。余談ですが、「RISING SUN」ではなく「RISING SON」です。「そそりたつ息子」って、なんだか・・・

フェースはインサートになっています。ソフトフィーリグですね!

横顔はこんな感じ

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。フェースと垂直に走る白いラインがアライメントとしては良い感じでした。

で、肝心なアームロックについてですが、考え得る方法をいくつか試してみた結果、どれも違和感たっぷり!! そんな拭い切れない違和感の中で最も違和感が少なかったのが、下部写真のリストロックタイプでした。

全体でみるとこんな感じですが、かなりハンドファーストになるのが分かると思います。

このまま左腕でストロークすれば、手首が動くとかはまったく考えられないので、かなりメカニカルに振れます。つまり、再現性が高くなるはずなんですよね、理論上では・・・

今回試打したモデルのスペックですが、ロフト角7度、ライ角72度、長さ39インチ、総重量736g、フェースバランスモデルでした。

まず持ってみた感覚では、かなり重いです。構えてみると、かなりハンドファーストになります。それ自体は問題ありませんが、アームロックで構えてみるとかなり違和感があって、自分がどこを向いているのか分からなくなります。

ボクの場合、右手で打つ傾向が強いので、クロスハンドにするのもありかと思います。とはいえ、いかんせんクロスハンドをやったことがありません。いきなり究極のクロスハンドとも言える、アームロックにしたことで、まず感じたのは「あれ? テイクバックできない!!」でした。

そんな状況下でのロングパットフィーリングですが、ソフトフィーリングで転がりがいいのは分かりますが、いかんせん引けないので距離感の出し方が分かりません。歩測10y以上のパットは漏れなく3パットとさんざんな結果となってしまいました。

ミドルも、ショートもハンドファーストに構えている影響か右に外す傾向が強かったです。

業界の識者やライターさんたちが現在このアームロック専用パターを取り上げてします。それを読むと「すぐに慣れる!!」とありましたが、残念ながらすぐに慣れないパターンでした。このままではこのパターの性能をレポするのは不可能に・・・

そもそもアームロックをやったことがないのにいきなり挑戦は、さすがに無謀過ぎました。そこは深く反省です。ただし、アームロックにすることが、超メカニカルに打てるのは〝自明の理〟です。ボクにはあいませんでしたが、普段からクロスハンドでストロークしている人にとっては、より再現性が高いストロークができるパターだと思います。

とにかく重いので、ショルダーストロークしないとテイクバックすらできません。ボクの場合がそれでした。また手で引こうとすると、全く軌道が安定しません。肩を意識したショルダーストロークが絶対的に必要になるモデルですね。

このままではパター自体のレポにもなりませんので、下の写真のように短く握った後半の印象をお届けしましょう。

アームロックほどではありませんが、かなりハンドファーストになりました。

ベリーパターのようにお腹にグリップエンドが付いているように見えますが、決して付いてはいませんので! でも、競技だったら指摘されそうですよね。

かなり重いモデルなので、このグリップでも手で引くことはできません。歩測10y以上は1度だけ。3段グリーンの上りラインでしたが、タッチもラインも出しやすかったです。

ミドル、ショートパットですが、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ちたい人にとっては、この超高慣性モーメントパターはマジでラインも出しやすいですし、タッチも合わせやすです。このパターの実力の一端を垣間見ることができました。

アームロックで挑んだ前半は20パット、掟破りのいつものグリップで挑んだ後半は14パット。この6打の違いは大きいですぜぇ~!! まぁ、ボクがアームロックに慣れていないだけなんですけどねぇ・・・(汗) でも、このパターの実力は体験できました。

今回ボクが試打した限りでは、アームロック専用をうたっていますが、ハンドファーストにされ構えられれば、握り方については・・・。なんて言うと、このパターのコンセプトを根底から覆すことになっちゃいますな!

ここ3ラウンド、ロマロ「TANK FLANKER」パターを使用してきましたが、個人的に気付いたのはフェースバランスでヘッドが重量級なモデルがボクにあうんじゃないかということです。それが分かっただけでもよかったかな!!

<ボビー・グレース「ライジングサン」パター>
■KAZ’sインプレッション(各10点満点)
<アームロック時>▽打感の柔らかさ:10▽構えやすさ:5▽ラインの出しやすさ:6▽タッチの合わせやすさ:6▽ミスの許容度:?
<非アームロック時>▽打感の柔らかさ:10▽構えやすさ:10▽ラインの出しやすさ:10▽タッチの合わせやすさ:10▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ=アルミニウム、フェース=HSM2特殊樹脂、ウエート=タングステン
■価格:1本5万5000円+税

ちなみにですが、「ラッキー7」も出ています。

フェース

サイド

後ろ姿

構えてみるとこんな感じでした。

こちらは素材がステンレス削りだして、「ライジングサン」よりも重量級の764gでした! こちらはコースでは打てていなので、見た目のみのなりますが、価格は同じく5万5000円+税でした。