どーもです。

ミズノプロシリーズ最後を飾るのは「ミズノプロT20」ウエッジです。先代は「ミズノプロS18」で間違いないと思いますが、なぜ今回「T」になったかは謎です。「ミズノプロS18」の前に「T7」というウエッジがありましたが、「T7」発売後に「ミズノプロ」ブランドを立ちあげた歴史があります。それを踏まえると〝統合した〟と考えるのが合理的ですが、これはあくまでもボクの推測です。「T7」も「ミズノプロS18」も〝それぞれの100y〟を掲げていました。この「ミズノプロT20」はそれを掲げると同時に「縦ミゾが止めてみせる!」としています。今回レンジ試打だったので、実際に止まっているかは分かりませんが、レポしてみましょう!

まずは見た目から。

今回の試打モデルは「ブルーIP」仕上げモデル。「ミズノプロS18」の時は違和感だらけでしたが、慣れました。人間の対応力の高さをこんなところで感じるなんて・・・w 「ミズノプロS18」とは明らかに違うコンセプトモデルで、「T7」の流れを汲むモデルのように感じました。

フェースはやや小振りに見えました。これは一般的なウエッジの中ではで、「ミズノプロS18」に比べるとやや小振りですが、「T7」対比はやや大きくなっていたように感じました。形状的にはややトゥが立った感じで、「ミズノプロS18」の流れに感じました。写真では分かりませんが、横ミゾの間に細かい縦ミーリングが施されて、これが縦ミゾと呼んでいるようです。

ソールはセミワイド。この辺は「T7」「ミズノプロS18」と同じイメージでした。ソールの削りもトゥ・ヒールのバックフェース側をなだらかに落としいています。なお、このソールも「T7」「ミズノプロS18」同様、ロフトによって変わっています。

ネックはストレート。「ミズノプロS18」から採用された逆テーパーブレード(中央部よりもトップラインバックに厚みを持たせる構造)が継承されていました。

構えてみるとこんな感じ。見た目的には「ミズノプロS18」の流れですね。

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールド120」ウエッジフレックス装着モデルの52度。スペックは、ロフト角52度、バンス角9度、ライ角63度、長さ35.25インチ、重量459.4g、バランスD3。シャフトスペックは、重量118g、トルク未発表、手元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には良い感じ! グリップの太さも好みの太さでした。素振りしてみると、しっかりヘッドを感じられるイメージで、切り返してスッと自然にヘッドを落とせる感じでした。

まずは15yイメージから。

そのスカイトラックの弾道データはこんな感じで

各球データはこちら。

【3球平均】
HS13.2m/s、初速12.9m/s、打ち出し角26.0度、バックスピン量3274.4rpm、サイドスピン-439.8rpm、飛距離15.1y

打ち出し方向がバラけていますが、これはボクのスイングの問題が多分にあることは否定できません。同時にスイング通りのアプローチをしやすいということにもなりますね(汗) それと、打感が「カツッ!!」とした感じでした。ウエッジにしてはやや硬めなイメージですが、実はこれぞスピンの証明かなって!! 同タイミングの試打ではありませんが、「ミズノプロS18」の3球平均2975.2rpmに比較すると約300rpm増えた結果になりました。ランも0.7yに対して0.3yだったので、より突っ込めるウエッジになっているということですね。ちなみに「T7」対比は約650rpm増、0.7y減となりました。

続いては50yイメージ。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS23.6m/s、初速23.1m/s、打ち出し角28.2度、バックスピン量5952.8rpm、サイドスピン-227.4rpm、飛距離48.3y

ボクが最も苦手とする距離で、アプローチよりも弾道がそろうって・・・w スイングスピードを意識した結果ですかね。この距離では打感は変わりませんでした。データ的には「ミズノプロS18」対比スピン量約350rpm減、ラン1.2y減!! 「T7」対比1100rpm増、1.6y減となりました。これ、すごくないっすか!?

最後は100イメージ。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS29.4m/s、初速35.4m/s、打ち出し角27.9度、」バックスピン量8867.5rpm、サイドスピン-842.1rpm、飛距離96.1y

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこんな感じでした。

やはり100yイメージでも「カツッ!!」とした打感はそのままでした。弾道的にもちょうど100y辺りにピンがあるのですが、前に行かず上に跳ねるイメージでした。受けグリーン設定ですが、それでも前に跳ねるモデルが多い印象ですが、この「ミズノプロT20」は上に跳ねていたように見えました。データ的には「ミズノプロS18」対比でバックスピン量約200rpm増、ランで1.4y減、「T7」対比約870rp増、2.4y減と驚愕の進化を感じさせました。

あくまでも過去の試打データとの比較ですが、「ミズノプロT20」がどれだけ進化したのかがよく分かる結果となりました。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低43m/sは欲しいように感じました。「ミズノプロS18」に比べるとやや操作性を意識したモデルのイメージで、そういう意味では「T7」の遺伝子を感じます。ですが、見た目的には「ミズノプロS18」のフォルムを引き継ぐことで、やや安心感も演出しているように感じました。実戦投入していないのであくまでもデータ上の結論ですが、より突っ込んでいけるウエッジであることは間違いないでしょう。あとはメンタルの問題でしょうが、クラブを信じられればメンタルにもいい影響を及ぼすでしょう。少なくとも「縦ミゾで止めてみせる」のコピーにいつわりはなさそうです。

<ミズノ「ミズノプロT20」ウエッジ>
■KAZ’s インプレッション(各10点満点)
▽スピン性能:10▽操作性:9.5▽抜けの良さ:10▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:8
■ヘッド:軟鉄(S25C)ボロン綱
■ロフトバリエーション(ロフト角/バンス角):44度/4度、45度/5度、46度/6度、47度/7度、48度/8度、49度/6度、50度/7度、51度/8度、52度/9度、53度/10度、54度/8、12度、55度/9、13度、56度/6、10、14度、57度/7、11、15度、58度/8、12、16度、59度/9度、60度/10度
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「ダイナミックゴールド」「ダイナミックゴールド120」「MODUS3 TOUR120」ほか。カーボンシャフト「MFUSION i」「OTi85」「MCI80」「ツアーAD75」ほか。
■価格:スチールシャフト「ダイナミックゴールド」「ダイナミックゴールド120」装着モデル1本2万1000円+税、「MODUS3 TOUR120」装着モデル1本2万2000円+税。カーボンシャフト「MFUSION i」装着モデル1本2万3000円+税、「OTi85」装着モデル1本2万8000円+税、「MCI80」装着モデル1本2万6000円+税、「ツアーAD75」装着モデル1本2万7000円+税。