どーもです。

ニシザワというメーカーの「Jean-Carlo」というクラブを試打できました。今回の試打はマンスリーコラムで執筆いただいている筒康博氏の尽力により実現しました。いわゆる地クラブ系メーカーですが、ボクはその存在を全く知りませんでした。筒さんには以前から「おもしろそうなクラブがあれば試打させてください!」とお願いしていました。今回はそれが実現したということですが、さてこのシリーズ、一体何がおもしろいのでしょうか。それは、まさに〝飛距離〟でした!! 今回ドライバー、FW、HBの3モデルを試打しましたので、まずはドライバーからいってみましょう。

まずは見た目から。

ソールデザインは、唯一無二だと思います。おそらくスイートエリアであろう後部に2つのくぼみが設定されていますが、そのいずれにもウエートが装着されています。フォース後部とソール後部ですが、これは推測になりますが、かなりスピン量にはこだわった重心位置を実現していることを感じさせます。

フェースはセミディープ。ソールデザインの独特性からは、拍子抜けするくらいオーソドックスな形状でしたw 

ボディもセミディープ。今や珍しいハイバック気味なボディになっていました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積ですが、ボクには良い感じの大きさでした。丸みを帯びた、どこか女性的なイメージのある見た目に感じました。

今回試打したのは、コンポジットテクノ製カーボンシャフト「ファイアーエクスプレスHR6」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10度、ライ角61度、長さ46.25インチ、総重量308g、バランスD2。ヘッド体積455cm3。シャフトスペックは、重量65g、トルク3.4、先中調子。

持ってみた感覚は、重量的にはやや軽め。グリップはやや細めな感じもありましたが、まあ、許容範囲内ですね。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスでもやや柔らかめに感じました。しなりポイントは中間から先辺りです。ワッグルしてみると、ヘッドの動きがやや大きめに感じましたが、素振りしてみると、それは変な動きではなく自然にヘッドが走るような感覚でした。

実際に打って見ると、まず球の強さにビックリです!! また初速の速さが見た目でも分かる感じでした。初速ですが、スカイトラックデータでは3球平均63m/sをマーク。ボク的には、なかなかない記録でした。ヘッド的にはスピン量を抑えた弾丸ライナー系の弾道が打ちやすいモデルかなって、感じました。先中調子系でヘッド走る感覚のシャフトを合わせることで、打ち出し角の高さを実現しているように感じました。いずれにせよ、この組み合わせがぶっ飛びであることは、3球平均252.1yが証明していると思います。問題は見た目のシビアかな。正直な感想を言えば、見た目から簡単さは一切感じませんでしたので・・・(汗)

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS43.5m/s、初速63.1m/s、打ち出し角14.1度、バックスピン量2739.0rpm、サイドスピン-394.7rpm、飛距離252.1y
【ベスト】
HS44.3m/s、初速64.1m/s、打ち出し角14.0度、バックスピン量2550.9rpm、サイドスピン-593.4rpm、飛距離256.2y

打感はマイルド。柔らかめなんだけど、なんかフェースがたわんでいるというか、特殊な打感でした。音はやや高音系だったかな。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら。

弾道的には、高めの中弾道。決して上がりにくい分けではありませんが、最近の高弾道モデルに目が慣れたのか、しっかり上がっているにも関わらず、どことなく物足りなさを感じました。スピン量は、まさに理想的でしょう!!

出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。つかまりは程よいに感じで、決してつかまりすぎの感はありませんでした。

シャフトフィーリングですが、以前試打していると思いますが、改めてこのマッチングで打つと、結構ヘッドが走る感はありました。でもそれはピーキーにギュンとしなるのではなく、自然にヘッドが加速する感じでした。その影響か、若干タメすぎるとプッシュアウトの傾向があったのは否めません。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにおすすめ。スイングタイプを問わない間口の広さを感じます。ボクレベルのヒッターであれば、全然受け入れてくれます。おそらくスインガータイプでも、このマッチングなら球はそこそこ上がるかと思われます。つかまりはほどよい感じなので、持ち球的にもフェード、ドロー、どちらでもOKかと思われます。おそらくヘッドとしてはスピン少なめの弾丸ライナー系の弾道を意識してモデルだと思います。もちろん、シャフトをフィティングで合わせるのがパーツ販売モデルの醍醐味。自分のスイングと相談して、どんな球を打ちたいのか、どんなゴルフをしたいのかを、フィッターや工房さんとの打ち合わせて決めてみてください! 間違いなく言えるのはただ1つ。このヘッドがぶっ飛びのポテンシャルを秘めていることです!

<ニシザワ「Jean-Carlo JC501」ドライバー>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:9▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9
■ヘッド:プレミアβチタン
■価格:ヘッド単体価格6万9000円+税