どーもです。

千葉・習志野カントリークラブで開催されたPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」。ボクは仕事の都合で現地に見に行くことができませんでしたが、テレビで録画観戦しました。台風の影響で2日目は中止、3日目は無観客試合になりましたが、それでも選手を応援しようゴルフ場の外から声をかけている姿が印象でした。ゴルフ熱はまだある。そう感じた瞬間でしたが、今回筒さんのインタビュー記事を見て、ちょっと悲しくなりました。日本人プロでもすごい球を打つプロはいるのにね…。そういう意見もあるとは思いますが、みなさんはどう感じたでしょうか。というわけで、今月の筒コラムを熟読ください。

日本初開催! PGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」観戦時にインタビューしたのは…

先日行われたPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」は、月曜日決戦になった最終日を観戦してきました。今回は観戦した一般ゴルファー方にインタビューも行いました。今回は、皆さんのご意見を紹介しながら「こんなポイントを取り入れたら面白いのでは?」を提案したいと思います。

■一般ゴルファーの方に聞いてみた! PGAツアーの魅力は?

Q:ZOZOツアー 観戦は何が魅力的ですか?
やっぱりPGAツアー選手たちの球筋やプレーがすごかったし、観る価値を感じる。スイングも腕っぷしに頼っている感じじゃなく、下半身の使い方とかバランスが見事。TVの解説とかゴルフ雑誌とかでいわれているパワーの差より、実際に見るとスイングそのもので日本人選手が負けている感じが強い。

Q:今回の「ZOZO」はPGAツアーでしたが、日本の男子JGTOツアー共催試合でもあります。これから日本ツアーは観に行きますか?
いや、行かない。男子ツアーは何度か観に行ったけど、打っている球もすごくないし、攻めないプロのプレーは観たくない。PGAのトッププロ達はピンの位置が厳しくても攻めてくるし、グリーンを外してからのアプローチとリカバリーがすごく参考になった。

Q:TV観戦はしますか?
日本のTV解説はつまらない。何言っているか全然伝わらないし、あれって解説じゃなくプロ仲間同士の独り言じゃないかと思う。

Q:「個人の意見です」だと思いますが、厳しい所を突いてきますね?
ラウンドする土日をわざわざ観戦するなら、「すごい」とか「まねしたい」ところが欲しい。だって、私たちもゴルファーだから。今回の「ZOZO」も、日本の芝にPGAツアーの選手が苦労しているのに、日本の選手の方が攻めてない。松山選手だけは別格、というか日本人じゃ無い感じ。彼はすごいね。

Q:では、女子ツアーは観に行く?
近くだったら観に行く。カワイイ女の子だからっていうのも無くはないけど、自分と飛距離やヘッドスピードが近いゴルファーとして参考になる。性別も年齢も全然違うし、小さいころからゴルフしている女子プロのスイングまでまねようなんて思ってない。でも、コースマネージメントや使用ギアなど取り入れる要素を自分で見つけやすい。女子プロのギア解説とかは必ずチェックしますね。

ご意見ありがとうございました!

■自分を客観視。PGAツアー風スマホ撮影

ここで「PGAはすごい!」で終わらせないための、だれでも出来る「ラウンド力」チェック法を提案します。

それは、PGAツアー風(?)でのラウンド動画撮影です。TV中継やツアー観戦に近いアングル(画額)で、ショットやパットあるいは練習風景を自撮りしてみると、普段のスインチェックとは違った課題が見つかると思います。彼らのショットや飛距離はまね出来なくても、ルーティンならまね出来ます。特にツアープロの場合は長年の経験で当たり前になり過ぎて、わざわざ本人が語ってくれないケースが多いですが、ルーティンにはちゃんと「意味」があります。例えば、構える前に左肩のシャツの袖をまくる動作や目標を確認してからショットするまでの歩き方、待ち時間やショット前の素振りなど、意味や狙いを想像しながらまねしてみて下さい。

ゴルフって、他人事になるとオソロシク良く分かることが多いと思います。でも、自分の事になると「思い」「エゴ」「ネガティブな主観」が強くなって、意外と自分を客観視しづらいものです。事実、ルーティンからショットまで「一連の動作全て」を動画撮影してチェックする人は少ないはず。自分の行動やスイングを「他人だったら何てアドバイスしたい?」という目線で見ると、いつもの自分とは違う何かを感じて課題が見つかると思います。

ゴルフに一生懸命な人ほど自分に厳しくなって、ダメなところ探しばかりだったり、クラブの相性などを見ずに自分の下手さにへこんでばかりだったり。優勝したタイガー・ウッズ選手のドライバーショットを観ながら「今週は60g台の三菱ディアマナシャフトなのか!」とか、「松山選手はショットもパットも右手からクラブを構えている!」とか、僕はショット以外のシーンも観察するようにしています。

■まねしやすそうでできない!? パターにも球筋がある

僕は「ZOZO」で優勝した最終日、タイガー・ウッズ選手のパター練習をじっくり観察してきました。ストロークだけでなく、練習の仕方と球筋に注目しました。

パターの場合は、目で見えるほどドローやフェードの球筋はありませんが、2〜4度のロフトのついたパターには、ボールが順回転で転がるまでのわずかな時間に、ショットのスピンに該当する「スキッド(スリップ現象)」が存在します。ウッズ選手のパッティングは、その「スキッド」が抜群に安定していました。練習では、カップより遥かに小さい目標のティーに毎回当たっていたわけではないですが、明らかにパッティングの球質チェックをしているのがみて取れました。これは、アプローチも同じ印象でした。

また、ショット同様にショートゲームでも、いきなりカップ方向にヘッドアップせずに打っていました。さらに言えば、コースに出る直前ですから大きくスイングを直す行動はしません。「こんな感じで打ったら、こんな転がり方になる」「パターなら、曲がりや距離はこう読もう」「アプローチなら、このあたりに落とせばこのくらい転がる」。そんな確認をしながらスタートに向けた「準備」をしているように感じました。

より精度の高いチェックを行うPGAトッププロの行動を、一般ゴルファーの方がシビアに感じていることも再確認できました。飛距離やスコア(スイングも?)はまねできなくても、「カッコイイ振る舞い」のゴルファーを目指してみてはいかがでしょうか?

文・構成/猿場トール

■筒康博 ギア&スイング両方に深く精通し、有名プロのコーチをはじめ8万人以上にアドバイスを経験。「PCM Labo」総合コーチ「PCMアカデミー」ヘッドティーチャー、イベント&セミナー講師、ゴルフ練習場・ゴルフ場アンバサダーなど活動は多岐に渡る。

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