どーもです。

タイトリストのニューモデルアイアンを試打できました。今回手配したのは「620」シリーズの「CB」「MB」と「T」シリーズに生まれ変わった3モデル「T100」「T200」「T300」の5モデルです。一気に試打と気合を入れてレンジに行きましたが、「CB」を試打していると、なんとiPadからバッテリー残量低下のコーション!! スカイトラック本体と一緒に充電していたつもりがiPadは充電できていなかったようです。そんなわけで「CB」「MB」、とそれ以外の試打になりました。まずは「620CB」からお届けします。

まずは見た目から。

「718CB」が先代になると思いますが、もしそうだとすると、若干トゥ・ヒール方向が短めになっているように感じました。また、トゥ・ヒールのバックフェースのボリュームがかなり増えていました。おそらくこれは高慣性モーメントを意識してでしょう。もしこれが正しければ、ある程度打ちやすさを意識したということになりますが、いかんせんこのサイズですからね~!

顔は小振りですね。後ろから見ると気持ち小振りになったようなイメージでしたが、正面から見ると実はそうでもなさそうでした。

ソール幅は狭めです。それよりも気になったのは、フェースの向き。結構左向いていませんか!?

ネックは軽くグースが入った感じかな。少なくとも718CBよりFP値(出っ歯具合)は小さくなっているような気がしました。

構えてみるとこんな感じ。ある程度覚悟はしていましたが、いざ構えてみるとまず顔が小さく、トップブレードも薄めと、シビアさしか伝わってきません。数年前はこんな顔つきが好きでしたが、オートマチック系アイアンの見た目に慣れてきたのか、今やシビアそうに感じてしまいます。

今回試打したのはトゥルーテンパー社製スチールシャフト「AMTツアーホワイト」S200装着の#7。スペックは、ロフト角34度、ライ角63度、長さ37インチ、総重量433g、バランスD2。シャフトスペックですが、ウエートフローで重量は108~129g、トルクは1.4~1.7、手元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまずの重さです。でも、意外とグリップは細めでした。スチールシャフトですが、手でしならせてみると、なかなかの硬さです。ワッグルしてみてもヘッドの動きは少なく、素振りしてみると、まるでダイナミックゴールドのようなイメージでした。

実際に打ってみると、まぁ~シビアっすね!! 見た目で感じた通りのシビアさです。良いスイングをすればナイスショットも出ますが、スイングが悪ければペチも出るし、最悪シャンクも出ます。最近、オートマチック系アイアンに慣れたせいか、この手のアイアンがよりシビアに感じるようになってしまいました。ですが、芯を食えばそれなりの飛距離が出て、ミスすれば距離が出ないだけです。そういう意味では分かりやすいし、ミスがミスとして返ってくるのは1ランク上を目指す上では必要不可欠な要素かもしれません。いかにも上級者が使うアイアンといった雰囲気でした。ダウンブローに打ち込めて、スイングで球をつかまえられる方向けで、いわゆる中・上級者向けでしょうね。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS38.1m/s、初速48.6m/s、打ち出し角19.0度、バックスピン量5264.8rpm、サイドスピン-838.1rpm、飛距離164.4y
【ベスト】
HS38.2m/s、初速48.7m/s、打ち出し角19.1度、バックスピン量5347.0rpm、サイドスピン-1163.7rpm、飛距離166.6y

打感は弾き系に感じました。芯は食っていると思いますが、それでも結構弾き感が強かったですね。音は小気味の良いシャッター音でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高弾道ですが、これはしっかり打ち込めればという条件付きでしょう。さすがにこのレベルになると、払い打ち系やコックがほどけやすいアーリーリリース系の方には厳しそうに感じました。球を上げるにもそれなりの技術が必要かなと感じました。

出球傾向ですが、これはもうスイング通りです。ボクの場合、基本的にほぼドロー系でしたが、ボクの中でのややカット打ちを意識して動画のような出球でした。

シャフトフィーリングですが、ん~、ダイナミックゴールド(DG)との差がボクには今ひとつ分かりませんでした。切り返しで手元が気持ちしなる感覚はダイナミックゴールドとほぼ同じようなイメージで、シャープな振り感もDG同様です。強いて言えば、気持ちシャープ感が増しているような印象もあったようには感じました。

今回ボクが試打した限りで、このスペックで最低HS43m/sは欲しい感じかな。使い手を選ぶアイアンかもしれませんが、ミスがミスとして返ってくるので。そういう意味では、使うことでプレーヤーを育ててくれるアイアンかもしれません。最低でもある程度ダウンブローに打ち込める技術は求められます。おそらく先代と大きな変更ポイントはないと思いますが、ボクが分からなかっただけかもしれません。そう考えると、620CBはこれまでの路線と変わらぬまま有り続けているのかもしれませんが、周りのクラブがより簡単な方向へとシフトしている分、そのシビアさが強調されたのかもしれませんね。

<タイトリスト「620CB」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:10▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:7
■ヘッド:軟鉄
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「AMT TOUR WHITE」(S200=108~129g/1.4~1.8/手元調子)
■価格:5本(#6~P)セット12万2000円+税、単品(#3、#4、#5)各1本2万4000円+税。