どーもです。

途中ラウンドレポートを挟みましたが、タイトリストのニューアイアン「T」シリーズを紹介したいと思います。今までの「AP1」「AP2」「AP3」を一新し、新たに「T100」「T200」「T300」の3モデルを設定しています。構造や形状を見てもAPシリーズとは関連がなく、全く新しいコンセプトで刷新されたニューモデルのように感じましたので、ここは自分の感覚を信じて比較ではなく、単体レポで行きたいと思います。まずは「T100」アイアンからいってみましょう。

まずは見た目から。

構造的にはキャビティアイアンですが、トゥ・ヒールにタングステンを装着しているようですね。ということは、高慣性モーメントを意識したモデルということですよね。

フェースは小振りです。「620CB」アイアンとほぼ同じ大きさなので、パッと見はシビアですが、トゥ・ヒールにタングステン装着を知ると、ちょっと安心しますね。

ソール幅は顔の大きさに対しては、気持ち広めの印象もあります。バックフェース側に結構丸みがあるのは、特徴的ですね。

ネックはストレート。横から見ると、ソールが2段構造になっていました。リーディングエッジも結構丸みがあって、この見た目のわりには多少ダフっても大丈夫そうな雰囲気もありました。

構えてみるとこんな感じ。トップラインも薄めで顔も小さめ。見た目は的にはシビアそうな雰囲気ですよね。「620CB」アイアンとほぼ同じようなイメージでした。

今回試打したのは、スチールシャフト「AMTツアーホワイト」S200装着モデルの#7。スペックは、ロフト角33度、ライ角63度、長さ37インチ、総重量431g、バランスD2。シャフトスペックは、重量は番手別ウエートフローで109~130g、トルクは未発表、手元調子です。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまずでした。グリップはやや太めに感じました。ワッグルしてみると、まぁ~しっかりしていますね。それほどしなりは感じませんでした。素振りしてみると、かなりシャープに振り抜けるイメージでした。

実際に打ってみると、見た目のシャープさとは裏腹に、というか、あの見た目なので「えっ!? 打ちやすいじゃん!!」ってなりました。ロフト角33度というとボクのイメージでは160yですが、そう考えると気持ち飛んでいる感じですね。3球平均の誤差が約3yと、ボクレベルでもタテの距離がそろうのはうれしいですね。弾道もイメージ通り。つかまりがいいけど、決してつかまり過ぎない。多少のミスヒットはある程度クラブがカバーしてくれるイメージもあって、この辺が先週紹介した「620CB」との違いかなと感じました。ある程度ダウンブローに打ち込める技術は必要でしょうが、一言で言えば「欲張りなアイアン」でした。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS37.9m/s、初速48.4m/s、打ち出し角18.2度、バックスピン量4766.5rpm、サイドスピン-682.3rpm、飛距離164.6y
【ベスト】
HS38.2m/s、初速48.7m/s、打ち出し角17.6度、バックスピン量4674.1rpm、サイドスピン-672.3rpm、飛距離166.1y

打感はマイルド。ボールのつぶれ感を存分に感じられる、いわゆる分厚い当たりが特徴ですね。音も「シュパッ!!」と小気味の良いシャッター音でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道は高弾道。多少ダウンブローに打ち込む技術は求められそうな雰囲気はありましたが、そこさえクリアできれば、それこそ〝欲張りなアイアン〟ですね。スピン量は意外と少なめかな。ボクが打ち込むイメージでも、このロフト角で5000rpm以下というのは、やや少なめに感じました。

出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレートから軽いドロー系。つかまるけどつかまりすぎないし、ボクなりに逃がそうと思えば逃がせる感じでした。

シャフトフィーリングですが、かなりシャープなイメージ。切り返しで気持ち手元がしなる感じも、個人的にはタイミングが取りやすかったですね。多分ボクは手元がしっかりしたシャフトは、タイミングがとりづらいのかもしれません。

今回ボクが試打した限りで、このスペックで最低HS43m/sは欲しいですかね。最低限ダウンブローで打てる技術は求められそうです。そういう意味では、いわゆる中上級者向けと言えるでしょう。まぁ、この見た目なので、「これはシビアそう!!」と感じた人にはおすすめしません。でも、実際にはある程度のミスヒットはクラブがカバーしてくれる印象もありました。〝欲張りなアイアン〟と称したのはその辺も含め、操作性と許容性のバランスが絶妙に感じたからです。そこが「620CB」との違いだったように感じました。

<タイトリスト「T100」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:9▽操作性:10▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:7
■ヘッド:【#3~#6】SUP-10【#7~P、50度】軟鉄【#3~#7】タングステン・ニッケル
■シャフト(重量/トルク/調子):「AMTツアーホワイト」(S200=109~130g/未発表/手元調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)
■価格:スチールシャフト5本(#6~P)セット12万円+税、単品(#3、#4、#5、50度)各1本2万4000円+税