どーもです。

2020年1発目となる筒康博氏のコラムです。今月のコラムはしっかり読み込んで理解してください!! 筒さんらしい分析が書き込まれていますので、ぜひガッツリ読み込んで欲しいです。というわけで、今月はがっつり気合を入れて読み込んでくださいねぇ~!!

今年は東京オリンピックイヤー! 「ジャパンゴルフフェア2020」にPCM「コンポーネントコーナー」が出展します!!

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。何より、皆さまのゴルフがもっと面白くなって下さるよう、連載を通じて少しでもお役に立てるよう精進します。今年も何卒よろしくお願い致します。

昨年に続き今年も「ジャパンゴルフフェア2020」にPCM「コンポーネントコーナー」が出展します! 昨年はモーニング娘。のえりぽんこと、生田衣梨奈さんがサプライズで登場したり、MCをじゅんちゃん&たかりなの人気インスタグラマーが務める「ringolf」や「へたっぴゴルフ研究所」YouTuberが集合したり、大いに盛り上がりました。今年のジャパンゴルフフェア2020もご期待下さいませ!

2020年東京オリンピック開催でゴルフ史上初の「ゴールドスラマー」は誕生するのか!?

今年は、なんといってもスポーツのビッグイベント「東京オリンピック」が開催されます。しかも、正式採用されたゴルフが開催に! タイガー・ウッズをはじめ世界のトッププロが昨年開催されたPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」以来に大集結します。つまり、今年のメジャートーナメントは5つあり、過密スケジュールで行われます。メジャー最多優勝を誇るJ・ニクラウスや、スイングプレーンの概念を世に出したB・ホーガンなどのレジェンドでも達成できなかった「グランドスラム+金メダル」のゴールドスラムを達成する瞬間を目にする可能性があります。

4月のマスターズから目が離せませんが、リオ五輪・金メダリストのJ・ローズ選手やメジャーチャンプたちがどのような戦いを繰り広げるのか? 独断と偏見で予想してみたいと思います。

試合間隔が近い今年は「メジャー複数優勝者」出現の可能性が更に高くなる!?

話はそれてしまいますが、実は去年の「ZOZO」開催前に2018マスターズ優勝者のP・リード選手と食事をしました。

日本ではヤンチャなイメージが先行していますが、実にゴルフに対して真面目な青年。また、米国内では歯に衣着せぬ言動で、意外にも(?)影響力があるそうです。彼からいろいろな話を聞きましたが、クラブのこだわりも実にマニアック。彼が使用する日本の地クラブ「grindworks(グラインドワークス)」のアイアンのほかにも、プレーやスイングも興味深い選手の1人です。彼に会って「メジャー優勝には理由がある」の言葉を思い出しましたので、今回は深堀してみようと思います。

歴史的名選手の「共通点」をいくつ持っているのか?

その名の通りマスター(名匠)ばかりが集まる「マスターズ」をはじめ、メジャートーナメントにはプロの中のプロでも、そのまたひと握りの選手が集まります。

「プロ・上級者の共通点」とは異なる〝何度もメジャーに優勝する選手の共通点〟をスイング理論として誌面公開したのが、ジャンボ尾崎選手を復活させたプロコーチも務めた故・後藤修先生。モデルスイングだった、レジェンドJ・ニクラウス選手のスイングは日本では古い(?)ようですが、彼の著書である「ゴルフマイウェイ」は、「モダンゴルフ」「ゴルフィングマシーン」と並ぶ米インストラクターが勉強する3大著書の1つと言われているそうです。

日本で次々と流行する「話題のスイング理論」のエッセンスは、実は既に何十年も前から記録があります。パーシモン→メタル→チタンと変わったドライバーヘッド、ヒッコリー→スチール→カーボンと変わったシャフトを使いこなせる「勝者の技術」に視点を絞ってここでは取り上げたいと思います。

4つの「タテ振り」&バランス管理のショットメーカーが世界を制す!?

①前半より後半のスイング面がアップライト
②フォロースルーの右腕よりシャフトが立っている
③シャフトよりリーディングエッジが立っているフォロースルー
④かつスイング全体がアップライト

「タテ振り」という言葉にするとつい、「④スイング面がアップライト」な印象が強いですが、マスターズを複数優勝しているB・ワトソン選手のようなスイングイメージが強いのではないでしょうか?

もちろん、パターで考えると振り子の法則で確かに有利です。ただ、インパクトゾーンを考えると優先すべきは「①前半より後半のスイングがアップライト」という意味です。バックスイングやダウンスイングをシャローにする理論の最大のメリットは、フォロースルーの方がアップライトになるからです。PCMラボにある「GEARS」には数千人のプロデータがありますが、個性はあるもののこの条件を満たしている人が多いです。

ただ、「②&③のタテ振り」はプロの中でも平均には表れなくなります。特に、日本のゴルフスイング論やフィッティングには出てこない「フォロースルーのチェックポイント」がたくさんあります。日本のレジェンドとして無敵の強さを誇ったジャンボ尾崎選手に「②フォロースルーの右腕よりシャフトが立つ」を授けたのが、後藤先生でした。当時も今も「インサイドアウト打法」と勘違いされていますが、フェードヒッターのJ・ニクラウス選手や全盛期のタイガー・ウッズ選手のフォロースルーがこのタイプです。

これに、最後の「③シャフトよりも立ったリーディングエッジ」の条件を加えると一気に「今回のメジャーは誰が勝つの?」の展開に変わります。①〜④の「タテ振り」どれかをスイングでやろうとすると、他のタテ振りを犠牲にすることになりやすく「4つのうちの3つ」まででショットメイクする(打ちやすい)展開になります。

「① から④のタテ振り全てをバランス良く」のスイングになると、プロの中でも非常に稀有な存在のスイングになります。歴史上たった5人しかいない、G・サラゼン、B・ホーガン、G・プレーヤー、J・ニクラウス、T・ウッズ選手のグランドスラマーたちの「共通点」となると、さらに「前進するフットワーク」や「肩と腰の別回転軸」「パター&アプローチの姿勢(肩周り)の作り方」など、〝トッププロの中で勝ち続ける勝者のレア要素〟つまり統計には表れないスイングのバランスを持っていました。コレって、プロ野球で王選手の一本足打法やイチロー選手の振り子打法を全てのプロが取り入れていないことに似ている気がしませんか?

話は戻って、実はJ・ニクラウス選手の著書「ゴルフマイウェイ」を熟読すると、かなり近い内容で「実践方法」が書かれています。現在のPGAトッププロが「ゴルフマイウェイでスイングを覚えた」の記事をよく目にしますが、誤解を恐れずに言うと、松山選手のスイングにも「読んでいる!?」と感じる時もあります。今年のメジャー&オリンピックに注目&応援したいと思います!

勝者が手にするメーカー&モデルは!?

勝者の手には、必ず使用クラブがあります。大きく進化したドライバーやパター、中身が進化しているアイアン&ウェッジ。シャフトも大きく進化しています。しかし、シャフト軸の片端にヘッドがついているクラブとしての形状や、重心がシャフト軸から外れていることなど「クラブの概念」はR&Aルールで制限されています。

ゴルフスイングは「道具の使いこなし」でもあります。スコアや飛距離は真似できなくとも「コツやヒント」は我々だって学べるはずです。全盛期のレジェンドたちですら「今日の調子を明日にとっておけない」ゴルフというゲームは、「難しいから面白い」と僕は考えています。

文・構成/猿場トール

■筒康博 ギア&スイング両方に深く精通し、プロアマ問わず8万人以上にスイング&ギアのアドバイスを経験。「PCM」総合コーチ「インドアゴルフレンジKz亀戸店」ヘッドティーチャー、イベント&セミナー講師、ゴルフ練習場・ゴルフ場アンバサダーなど活動は多岐に渡る。昨年から「プロファイルフィッティング(新世代のゴルフフィッティング)」も開始している。

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