どーもです。

今週紹介してきたテーラーメイドのニューモデル「SIMグローレ」シリーズですが、いよいよ今日紹介するアイアンがオオトリです。先代「Mグローレ」ではFW、レスキューは試打出来ていないため比較できませんでしたが、アイアンは試打しているので比較できます。ということで、進化のポイントをズバリ言いたいと思います! というわけで、早速いってみましょう!

まずは見た目から。

バックフェースで気になったのがトゥ・ヒールに配置されたミゾ! ミゾ好きな同社らしい発想ですね。以前フェースのバーチカルラインに沿ったミゾを配置していた時代もありましたが、いつの間にかなくなっていましたね。これはどうやら「スピードブリッジHT」といって、スイートエリアを広げる効果があるようです。

フェースはラージフェースですね。若干、トゥが立ったようにも見えましたが、その分つかまりも良さそうなイメージでした。

ソールはワイドですね。少なくとも先代よりはワイドです。トレーリングエッジもしっかり設定されていて、多少ダフッても、ソールが滑って、抜けてくれそうな気配を感じました。

ネックはグースネックです。ボディもかなりボリュームアップされていて、いかにもミスヒットの寛容性が高そうな見た目ですね。

構えてみるとこんな感じ。トップラインは確実に厚めですが、丸みを帯びさせることでそれを感じさせない処理が施されていました。トゥが立っているイメージですが、その分これだけロフトが立っているように見えても、しっかりつかまりそうなイメージを持たせてくれますね。

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH neo」Sフレックス装着モデルの#7。スペックはロフト角27度、ライ角62度、長さ37.25インチ、総重量403.6g、バランスD2。シャフトスペックは、重量98g、トルク1.7、中調子。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽めですが、ウッド系に比べるとボクでもOKそうな重量帯です。でも、グリップは細め。ヘッドが大きめで、ほんの少しだけ「ヘッドでかくない!?」という感じはありました。ワッグルしてみると、ヘッドの動き方は少なめ。素振りしてみると、気持ちよく振り抜けそうな感じでした。

実際に打ってみた第一印象は、「飛ぶな!!」でした。もちろん。ロフトが立っているとういうこともありますが、そのロフトにしては球が上がりますし、スピン量も少なめのイメージで、何より奥のネットまで届いていましたからね。試打後、先代データと比較すると、ボクの加齢で劣化していますが、飛距離的には3球平均で約7y伸びていました。同じロフト角で打ち出し角は1度上がり、スピン量は約800rpm減っていました。その代わりと言ってはなんですが、サイドスピンは約300rpm増えていたりしますけどね(汗) 低重心化のたまものでしょうね!!

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS39.0m/s、初速49.6m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量3938.6rpm、サイドスピン-1119.2rpm、飛距離178.2y
【ベスト】
HS39.9m/s、初速49.5m/s、打ち出し角16.8度、バックスピン量3435.0rpm、サイドスピン-1281.8rpm、飛距離179.8y

打感は弾き系。先代記事を読み返すと、ガッツリ弾き系と書いていますが(笑)、今回もパチンと軽快な音と相まってガッツリ弾いている感じですね。芯エリアの感じやすさもありました。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら。

弾道的には文句なしの高弾道です。27度のロフト角を考えれば、とんでもない上がり方ですね! インナーウエートとして49gものウエートを内蔵しているようですが、まさにその賜物ですね!

出球傾向ですが、ボクのスイングでやや強めのドロー系。つかまりはいいですね。右腕を極力使わないように意識はしていますが、頑固なクセが抜けるはずもなく、アイアンにたどり着く頃には右腕が痛み始めていました。それでもこのつかまりですからね!

振り感ですが、結構ニュートラル! ドライバー、FWのようにヘッドが走る感じはありません。どちらかというとレスキューに近い感じでしたね。ただしボクの場合、気持ちよく振り抜くと腐れフックでしたけどw

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。まあ、いわゆる、オートマチックな飛び系アイアンですね。何よりも、2年ほど前に試打した先代よりも、データ的に結果が出ているということが何よりの進化といえるでしょう。メーカーはより低深重心化を意識していると思いますが、その結果がデータとしても出ていました。打ち出し角はより高く、かつスピン量を減らすことで飛距離アップを実現。これを進化と言わずして何を進化というのか!! ですね。とはいえ、このアイアンもフッカー厳禁です(笑)

最後に総括ですが、このデフォルトモデルの重量帯を見る限りでは60代以上のシニアや女性がターゲットなのかなって感じました。今のボクでも、さすがに軽すぎ。アイアンに「NSPRO950GH neo」をラインアップしているのは、ブランドの性格を考えると違和感もありますが、アイアン単体での使用やウッド系もリシャフトすることで対応できそうですからね。あくまでもデフォルトモデルとしては、ゆったり振れるスインガータイプで、持ち球的にはスライスの方向けといえるでしょう。そんな方が、そのままのスイングでストレート、もしくはつかまったいい感じのドローを打てそうなモデルに感じました。

<テーラーメイド「SIMグローレ」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:9▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:9
■ヘッド:【#5~#9】ボディ=ステンレススチール(450SS)+タングステン、フェース=クロモリ綱(4140)、【PW~SW】ボディ=ステンレススチール(450SS)、フェース=タングステン
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO950GH neo」(S=98g/1.7/中調子)。「NSPRO790GH」(S=74g/2.8/先中調子)。カーボンシャフト「Air Speeder TM」(SR=47g/3.9、R=43g/4.1/先中調子)
■価格:スチールシャフト「NSPRO950GH neo」装着モデル5本(#6~PW)セット12万7500円+税、単品(#5、AW、SW)各1本2万5500円+税。「NSPRO790GH」装着モデル5本セット12万円+税、単品各1本2万4000円+税。カーボンシャフト「Air Speeder TM」装着モデル5本セット13万円+税、単品各1本2万6000円+税。