どーもです。

ダンロップのニューモデル「スリクソンZX」シリーズですが、いよいよアイアンに突入です。今回のアイアンは「スリクソンZX5」「同ZX7」の2モデルをラインアップ。今日紹介するのは前者「スリクソンZX」ですが、「スリクソンZ585」アイアンの流れをくむモデルだと思われます。つまり、アスリートブランドでありながらもより打ちやすさを意識したモデルだと推測できます。その推測が合っているのか。確認も含めていってみましょう。

まずは見た目から。

先代はポケキャビディでしたが、ニューモデルはキャビティとなっていました。根本的な思想が変わったのかも知れませんが、先代で採用されていたフェース全体にミゾを刻むことたわませて飛ばす「スピードグルーブ」はより効果的な位置に配置しつつ、継続採用されています。

フェースはセミラージ。ネック側の縦幅が先代に比較すると若干低く成っているようなイメージで、その分トゥが立ったように見えました。気持ちコンパクトになったようにも感じました。

ソールはちょうど良い感じかな。先代同様「V字ソール」を採用していますが、ネック側がえぐれていました。

ネックはセミグースですが、先代よりもグース度合いは増えているようも見えました。ボディ自体のボリュームも増えているように感じました。

構えてみるとこんな感じ。見た目的には安心感がありますね。先代よりも気持ちコンパクトかな。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「Diamana ZX for IRON」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角31度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量386.7g、バランスD0。シャフトスペックは、重量63g、トルク3.6、中調子。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。スチールシャフトモデルもありますが、今回は試打クラブの都合でカーボンシャフト装着モデルになってしまいました。グリップはやや細め。シャフトを手でしならせてみると、硬さ的にはボクのイメージするSフレックスの硬さよりは気持ち柔らか目かな。しなりポイントは、やはり中間より手元側に感じました。そして、不思議なことに、HB、UTで感じた右手グリップ辺りの緩さをそれほど感じません。ワッグルしてみても、逆に「あれっ!? グリップが緩くないぞっ!」ってな感じ。ヘッドはそれほど動きませんでした。素振りしてみてもシャープに振れそうな印象でした。

実際に打ってみると、とにかく打ちやすいですね!! 普通に打ってガッツリ球は上がるし、つかまりも結構良い感じ。特筆したいポイントは、やはり打ち出し角の高さですね。ロフト角を考えれば、この高さは驚異的といえるでしょう。同ロフトの先代に比較すると3球平均で3.6度高くなっていました。そのわりにはスピン量も約460rpm減っていました。もちろん、先代試打モデルはスチールシャフト装着モデルだったので、単純比較はできませんが、思想としてより低深重心で飛ばすということは確認できました。何より、スイングで球を上げようなんて意識は全くありませんでしたし、振り感的にもいかにも球を上げるようなしなり方は、少なくともボクは感じませんでした。重心位置が絶妙なモデルかもしれません。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データがこちら。

【3球平均】
HS39.5m/s、初速50.8m/s、打ち出し角19.2度、バックスピン量4823.4rpm、サイドスピン-857.7rpm、飛距離178.0y
【ベスト】
HS39.7m/s、初速50.9m/s、打ち出し角20.2度、バックスピン量4582.6rpm、サイドスピン-1135.6rpm、飛距離179.5y

打感は弾き系。先代も弾き系と書いていましたが、「アスリートモデル=柔らかい打感」は既に化石化した模様ですね。音はやや高めでした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的に文句なしの高弾道。前述通り、全くスイングで球を上げようとなんて意識は不要です。普通に振れば、ガッツリ球が上がります。そして、スピン量も少なめ!! 繰り返しになりますが、絶妙な重心位置だと思います!!

出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。左腕主体を意識しつつもいつもの感じで振ると、サイドスピンは1000rpmを越えますが、それでも右に打ち出して戻ってきてくれるイメージでした。ボク的には自然にフェースが返らないような意識が必要ですが、スライサーやフェードヒッターにとっては、そのままのスイングで良い感じのつかまりになると思います。

振り感ですが、気持ちよくシャープに振り切れますね。切り返しでヘッドをもう少し感じたいというのはありますが、ボク的にはどこかがギュンとしなるとかはなく、気持ちよく振り切れる感じでした。シャフト的には、切り返しで中間よりも手元辺りがクッとしなる感じ。メーカー的には中調子ですが、個人的には中元調子系の動き方に感じました。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38~40m/s辺りにオススメ。上は42m/sくらいまでなら使えそうな感じかな。重量的に軽めなので、スインガー向けのように感じますが、基本性格的にはいわゆるオートマトック系ですね。アスリートブランドですが、かなり打ちやすさを意識したモデルで、ボク的には「スリクソンZ585」アイアンよりもよりオートマチックで簡単に打てるモデルだと思います。スチールシャフトモデルなら、ヒッター系でも使えそうなイメージですが、カーボンシャフトモデルはスインガーのほうが良さそうですね。何はともあれ、チョー簡単に打てるアイアンでした!!

<ダンロップ「スリクソンZX5」アイアン>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9.5▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:8.5▽ミスの許容度:8.5
■ヘッド:フェース=クロムバナジウム鋼、ボディ=【#4~#7】軟鉄(S20C)+タングステンニッケルウエート【#8~SW】軟鉄(S20C)
■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「Diamana ZX for IRON」(S=63g/3.6、R=61g/3.7/中調子)。スチールシャフト「NSPRO950GH DST」(S=95g/2.7、R=91g/2.9/中調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=98.5g/2.3、R=95g/2.5/中調子)、「NSPRO950GH neo」(S=94g/1.7、R=90.5g/1.9/中調子)。
■価格:カーボンシャフト装着モデル6本(#5~PW)セット12万円+税、単品(#4、AW、SW)各1本2万円+税。スチールシャフト「NSPRO950GH DST」装着モデル6本セット10万8000円+税、単品各1本1万8000円+税。「NSPRO MODUS3 TOUR105」「NSPRO950GH neo」装着モデル6本セット11万4000円+税、単品各1本1万9000円+税 ※「NSPRO950GH DST」(R)、「NSPRO MODUS3 TOUR105」(R)、「NSPRO950GH neo」(S、R)は受注生産